日本でもファンが多い韓国映画『殺人の追憶』のモチーフとなった華城連続殺人事件の有力な容疑者が特定された。
京畿南部警察庁の発表によると、容疑者は56歳の男性で1994年1月に義妹を強姦殺人した罪で無期懲役が確定し、現在も服役中だという。
映画『殺人の追憶』のモチーフになった華城連続殺人事件について詳しく紹介しよう。
華城連続殺人事件は、1986年から1991年にかけて現在の華城市にて10人の女性が強姦殺害された事件だ。
被害女性の年齢層は10~70代とバラバラだったが、性器に激しい損傷を受けていたという共通点があった。ナイフでえぐられたり、膣の中からボールペンやスプーン、桃の種が9個も出てきたりした、非常に猟奇的な犯行といえるだろう。
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どの事件現場でも犯人のものと思われる精液や髪の毛が見つかったが、当時の科学捜査では犯人を特定できず、約2万人もの容疑者・参考人が捜査対象となった。
その捜査ファイルは、業務用ロッカー5台を埋め尽くす分量だったという。しかし、捜査過程で3人の容疑者が自殺し、「華城怪談」という異名を残したまま、2006年に時効を迎えることになった。
韓国ではこの華城連続殺人事件以上にショッキングな未解決事件があり、それらは「韓国3大未解決事件」と呼ばれていずれも映像化されている。
例えばソル・ギョング主演の映画『あいつの声』のモチーフになったのは、「イ・ヒョンホくん誘拐事件」だ。