2016年に公開されたスタジオジブリの『レッドタートル ある島の物語』。
その公開を記念して、同作公式ホームページでは「スタジオジブリ総選挙」が行われた。
中間発表では、スタジオジブリの長編劇場用映画全21作品の中から『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『魔女の宅急便』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』の5作品が上位にランクイン。
そして最終結果では『千と千尋の神隠し』が1位に輝いている。
実は、スタジオジブリの作品は韓国でも長く愛され続けている。はたして韓国人が最も愛する作品はなんだろうか。
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韓国最大のポータルサイト「NAVER」の映画セクションで映画ファンが各作品につけている評点をもとに、ベスト10を抽出した。作品の候補は「スタジオジブリ総選挙」の候補作品と同じである。
まず、10点満点中8.81点で10位にランクしたのは、『ホーホケキョ となりの山田くん』。
「この作品より温かいアニメが他にいるだろうか」「落書きのような絵柄が親しみやすさを与える」といったコメントが寄せられている。
9位は、8.84点の『思い出のマーニー』だった。
ネットでは「アナ雪よりこの作品が100倍良い」「ジブリならではの美しい映像と音楽、不思議なストーリーまで。癒しの時間でした」と、高く評価されている。
8位は、8.97点の『魔女の宅急便』。
「結末が少し残念だが、面白いし、純粋な感じがとても良かった」「80年代の作品とは信じがたいクオリティー」と好評だが、なかで最も“いいね!”が多いコメントは圧巻だ。そのコメントとは、「借りたモップはとうとう返さなかった…」。
7位は、9.1点を記録した『ハウルの動く城』である。
「私の初恋はハウルでした」「何回見ても飽きない」「これを見るまではアニメを馬鹿にしていたが、これは確かに“映画作品”だった」といたコメントがたくさん寄せられている。
韓国では観客動員数300万を超える大ヒットとなった、記念すべき作品だ。
6位にランクしたのは、9.12点の『耳をすませば』。
「男子高校生も微笑みを浮かべながら見た名作」「“純粋”とは何かを感じられる」といったコメントが見受けられた。
5位は、9.23点で『となりのトトロ』に。
“ジブリを代表する作品の一つ”として名を知られる同作品は、韓国でも意外にファンが多い。
「1988年作にしては素晴らしすぎる作画。最近作られたと言ってもまったく違和感なし」と、作品のクオリティに感動する人も少なくなかった。