会社職員への“パワハラ暴行”や日本刀でニワトリを切らせる”猟奇的行為”などで、日本でも「狂気のパワハラ会長」として知られる韓国IT企業のヤン・ジンホ元会長の追加犯罪を捜査している警察が、ヤン元会長が巨額の会社資金を横領した疑いを掴んだ。
警察は、ヤン元会長に横領などの容疑を加え、近く追加送致する方針だ。
3月9日、京畿(キョンギ)南部地方警察庁の知能犯罪捜査隊によると、警察はヤン元会長を特定経済犯罪加重処罰法上の横領などの疑いで立件して捜査している。
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ヤン元会長は、自分が所有している韓国インターネット技術院の子会社の売却代金約40億ウォン(約4億円)をはじめ、会社資金約170億ウォン(約17億円)を2010年から昨年まで借名口座を通じて持ち出した容疑がもたれている。
ヤン元会長はこのお金で、不動産や高級輸入車、高価な沈香、プーアル茶の購入など、個人的に使っていたことがわかった。
しかし、ヤン元会長は「知らないこと」として容疑を否認したという。警察は今月中旬ごろ、検察に送致する予定だ。
これとともに警察は、ヤン元会長が離婚訴訟中だった妻の兄(義理の兄)を知人を使って殺害しようとした容疑に関する捜査も続けている。