クリスマスイブだった12月24日、韓国の新規感染者数が1241人を記録し、過去最多を更新した。
全国各地で発生している集団感染の影響がクリスマス連休以降、どのように表面化するのかわからない一触即発の危機状況となった。
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韓国のチョン・セギュン(丁世均)国務総理は12月25日、政府ソウル庁舎で開かれた中央災難安全対策本部会議の冒頭発言で「昨日の新規感染者数が1241人となり、過去最多を更新した。残念ながらソウル東部拘置所で大規模な感染者が発生した」と明らかにした。
これにより12月25日午前0時基準、韓国の累計感染者数は5万4770人となった。
チョン国務総理は「狭い空間で集団生活をしている場所に感染者が発生すると、大規模な集団感染を避けることが難しい」とし、「軍や矯正施設などの防疫状況を再確認し、無症状の感染者を見つけるための措置を強化するように」と注文した。
続いて「首都圏の臨時選別検査所の一日当たりの診断検査量が11万件を超えた。釜山(プサン)、大邱(テグ)、浦項(ポハン)など、臨時選別検査所を運営する自治体が増えている。中央防疫対策本部でもサポートすべき」と頼んだ。
また「大多数の国民が不安や苦痛を軽減しながらも、政府の防疫基準に忠実に従ってくれているが、一部でも怠る者がいれば防疫の効果を期待することが難しい」としながら、「防疫当局と各自治体は、コミュニティの安全を脅かす防疫上の注意違反行為に厳正に対処してほしい」と指示した。
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