韓国広報専門家を自称する誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授が、日本の化粧品会社DHC吉田嘉明会長に抗議メールを送った。
12月17日、ソ・ギョンドク教授は在日コリアンを差別する文章を自社ホームページに掲載したDHC吉田嘉明会長に、「基本的な礼儀を守ってほしい」という内容の抗議メールを送ったと明らかにした。
吉田会長は12月16日、DHCのオンライン販売サイトに11月に発表した「ヤケクソくじについて」というタイトルの文章を掲載。競合他社であるサントリーと自社を比較し、「サントリーのCMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人です。そのためネットではチョントリーと揶揄されているようです」と主張した。
“チョントリー”は、在日コリアンなどを蔑視する表現「チョン」に、サントリーの「トリー」を合成した言葉だ。
ソ教授はメールで「グローバル企業であれば、少なくとも他国の消費者に対する基本的な礼儀を守らなければならない」とし、「吉田会長の言葉と行動は、いつも下品だった。あなたの今回のことにより、傷を受けた在日韓国・朝鮮人に心から謝罪せよ」と要求した。
先立って吉田会長は、2016年2月にホームページの会社紹介コーナーに掲載した文章でも、在日コリアンを「似非日本人」と蔑視しながら、「母国に帰ってほしい」と書いた。
また2019年8月にはDHC TVに出演して、「韓国はもともとすぐに熱くなってすぐに冷める国だ。日本はただ静かに置いておけばいい」と話しながら、「日本人がハングルを統一して、今のハングルになった」と発言したりした。
ソ教授は、DHC製品の強力な“不買運動”を国内外で展開すると付け加えた。
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