韓国では、たびたびお菓子に“パクリ疑惑”が浮上することをご存じだろうか。 特に日本のお菓子と類似しているという指摘を受けた商品は数多い。 2018年も、さまざまな商品が“日本のパクリ”だと騒がれた。
【注目】日本人は意外と知らない!? 韓国人観光客が絶賛する「日本の商品」
例えば4月には、韓国の大手食品メーカー「ピングレ」の新商品が、日本のロングセラー商品「ジャイアントコーン」のパクリだという疑惑が持ち上がった。
その商品とは、ピングレが4年間100億ウォン(約10億円)を投じて研究・開発したというコーンアイス「スーパーコーン」。
関係者の説明によると「ピングレが持つアイスクリーム製造技術が集約された商品」らしく、「これでコーンアイス市場を制してみせる」と意気込みもあらわにしていた。
ところが、商品のコンセプトやパッケージデザインを見たネット民からは、たちまち「江崎グリコのジャイアントコーンにそっくりじゃないか」という“パクリ疑惑”が浮上。
実際に2つの商品を比べてみると、円錐形のパッケージやアイスに乗せられたトッピング、パッケージに印刷された商品のイメージ写真まで“瓜二つ”で、当然のようにピングレへの批判の声が高まった。
しかし、ピングレは次のように疑惑を否定した。
「1980年代に発売した弊社の“ハリケーンコーン”のアップグレード版として、当時のデザインを採用したまで」
そう弁明してパクリ疑惑を否定したが、「多くの指摘を受けたため、パッケージデザインの修正を検討する」との見解を示した。
このパクリ疑惑に対しては、韓国内でも厳しい視線を向けられた。
昔から韓国の食品業界で日本商品のパクリが蔓延していたのは事実だが、文化交流が活発となった今もなおパクリがなくならない現状に、さすがに多くの韓国人が悲嘆したのだろう。