「かっぱ寿司」から「ココイチ」まで。韓国進出の日本の外食チェーン、どこが人気でどこが苦戦中?

2018年10月23日 社会
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「新鮮で安全な国内産高級おでんをうどんと一緒に楽しめるベストセラーうどんです」

看板メニューの釜揚げうどんは、3900ウォン(約390円)。並290円の日本のほうが、100円ほど安く食べられるようだ。

韓国のネット上には、「つるっとした麺が美味」「日本の丸亀製麺にはないユニークなメニューが多くて楽しめた」「ファストフード店のようで少々落ち着かないが、きれいでスマートだった」などと利用者の感想が綴られている。

(写真=丸亀製麺韓国ホームページ)ビビンうどん(左)、おでんうどん(右)

韓国のかっぱ寿司には「サムギョプサル寿司」も

料金体系が興味深いのは、かっぱ寿司だ。

日本では今年、かっぱ寿司が期間限定で実施した食べ放題キャンペーンが話題を呼んだが、韓国店舗では通年、「ビュッフェ」という名で食べ放題システムが導入されているのである。

利用者のブログによれば、ランチタイムは1万8600ウォン(約1860円)、ディナータイムは2万4800ウォン(約2480円)と料金が設定されているらしい。制限時間はいずれも80分。ちなみに、11月に日本で食べ放題が実施された際は、60分1580円だった。

日本では提供されていない「サムギョプサル寿司」といったメニューがあることも韓国ならでは。 韓国のかっぱ寿司の利用者は、「メニューが豊富で楽しい」「注文した寿司が電車に乗って届けられることに興奮した」「コスパが良い」「毎日でも行きたい」などと評価している。

日本の外食チェーンが少なからず“現地化”しながら韓国に進出していることが伝わってくるが、はたして、今後も韓国で“日本食”の人気は続くだろうか。引き続き、動向を追っていきたい。

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