韓国で新型コロナの死亡者数が「直前の週に比べて2倍以上」、60代以上の感染者が多い

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韓国の新型コロナ感染者のうち、高齢者の割合が高くなり、重症患者と死亡者が増加している。9月14日基準で重症患者は157人となり、そのうち87%である137人が60代以上だ。

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韓国中央災難安全対策本部カン・ドテ第1総括調整官(保健福祉部2次官)は9月15日、政府ソウル庁舎で主宰した韓国中央災難安全対策本部会議の冒頭発言で「一日の新規感染者数は緩やかに減少傾向だが、最近、感染者の60代以上の比率が40%前後を記録しており、重症患者の大半も60代以上」とし、「感染者の年齢が高いほど治療の過程で重症に進む可能性が高く、懸念されている状況だ」と述べた。

韓国のここ最近の新規感染者数は、9月7日136人、9月8日156人、9月9日155人、9月10日176人、9月11日136人、9月12日121人、9月13日109人、9月14日106人と、減少傾向にある。

カン総括調整官は「新型コロナによる死者数も増えている。最近1週間で27人が死亡したが、直前の週に比べて2倍以上」とし、高齢層は外出を控え、健康食品の説明会など人が多く集まる場所を訪問することを控えるよう要請した。

またカン総括調整官は、感染症に弱い高齢層や基礎疾患のある患者が多い医療機関と介護施設でも、集団感染事例が発生していると注意を呼びかけた。

彼は「(新型コロナ感染脆弱層の保護のために)来る9月21日から社会的距離確保の第2段階終了時まで、全国すべての病院級以上の医療機関に新たに入院する患者の収集診断検査に健康保険を適用する計画であり、首都圏の療養病院と介護施設を対象に標本検査を行い、万が一の感染源を早期に発見する予定」と明らかにした。

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