7月25日に京畿道・高陽(コヤン)市一山(イルサン)のとある廃車場で大規模な火災が発生したが、2年前、4年前にも同じような火災があったことがわかった。
一部では不法焼却など意図的な火災の疑いも提起されている。
京畿道・高陽市は同日11時45分頃、一山西区ドクイ洞662-2番地にある一山ウォンチャン廃車場(ウォンチャン廃車産業)で火災事故が発生したと伝えた。この日、黒煙の柱が現れ、一帯を覆った。消防車数十台が動員され、火が5時間も燃え続けたとも報じられたが、実際には35時間以上も鎮火しなかったという。
当局の消火作業は2日間も続いた。
ところが、その廃車場で同じような大規模火災が多発していたことが確認された。 2018年2月と2016年4月だ。特に2016年の火災時も消防車数十台が動員され、鎮火まで10時間近くかかった。
ウォンチャン廃車場の周辺には、アパートや団地が多く、火災が発生するたびに住民たちは爆発音に不安を抱き、煙の臭い、車両渋滞など不便を訴えてきた。
一山地域の住民と明らかにした人物は、「ウォンチャン廃車場ではよく違法焼却をしていて、数年に一度は大きな火災が発生すると聞いている」とし、「2019年2月には化学物質が燃える臭いがひどく、警察に通報して廃車場の巡回をお願いしたこともある」と話した。
ネット上では「廃棄物を燃やせば廃棄物処理コストが半分になると聞いたことがある」と故意の火災を疑う声が上がり、「同じ廃車場で火災が数回繰り返された。警察と消防当局などの管理監督がまともになっていない責任も究明しなければならない」と指摘した。
ウォンチャン廃車場は廃車だけでなく、中古部品の取引、輸出車両の購入などの事業を行っている。ウォンチャン廃車場のイ代表は、1997年に廃車車両で再利用が禁止されている部品や装置などを整備工場などに販売した容疑で拘束されたことがある。
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