西アフリカのベナン共和国沖で6月24日(現地時間)、韓国人船員5人が武装した集団に拉致された。
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6月25日、韓国外交部やオンラインメディア『Dryad Global』などによると、6月24日15時40分頃(現地時間)にベナン・コトヌー港から約111km離れた海上で、マグロ漁の操業中だった994t級の漁船が武装集団から攻撃を受けた。
ガーナ国籍のその漁船には30人の船員が乗っていたが、スピードボートで接近して漁船に上がった武装集団は、韓国船員5人、ガーナ船員1人の計6人を拉致し、ナイジェリア海域である東方向に逃げた。
現在、拉致勢力の身元と正確な所在などは把握されていない。韓国人船員の安全についても確認されていない。拉致された6人を除く残りの24人はいずれもガーナ国籍で、漁船に乗ってガーナに帰船中と伝えられた。
『Dryad Global』は、「今年に入ってコトヌー沖でこのような攻撃事件が発生したのは7回目だ」と伝えた。
韓国外交部の関係者は「外交部は今日、在外国民保護対策本部を、当該公館には緊急対策班を構成し、国内の関係機関、駐在国の関係当局と緊密な連携を通じて、私たちの国民の早急な釈放のために最善を尽くしていく」と話した。
先立って今年5月にも、ガボン・リブレビル近くでエビ漁をしていた50代韓国人男性が海賊に拉致されたことがある。その男性は拉致されてから37日目の6月8日、ナイジェリア南部地域で無事に釈放された。
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