ソウルのクラブに続き、弘大(ホンデ)の居酒屋からも感染者が…「すでに感染拡大」の懸念

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ソウル梨泰院(イテウォン)のクラブに続き、弘大(ホンデ)の居酒屋の訪問者からも感染が報告され、すでに韓国における新型コロナウイルスの地域感染がかなり進行しているのではないかとの懸念が出ている。

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新型コロナ感染者がゴールデンウィーク期間にクラブ、居酒屋などを訪れ、同時多発的に集団感染が起きているということだ。新規感染者の動線が重なっていないことも、それを裏付けている。

5月13日、防疫当局や自治体などによると、梨泰院のクラブに続き、弘大の居酒屋を訪れた人からも感染者が発生した。

仁川(インチョン)市は、西区の社会服務要員であるAさん(22・男性)と南洞区の住民Bさん(29・女性)の2人が5月11日、感染判定を受けたと明かした。彼らは去る5月7日に知人と弘大近くの居酒屋を訪問したが、集団感染が発生した梨泰院には行っていなかった。

複数の“感染源”が絡み合った可能性も

梨泰院クラブの集団感染者が前日午前までに102人と集計されたなかで、弘大訪問者からも新たな感染者が報告され、防疫当局を緊張させている。

(写真提供=商街情報研究所)弘大

防疫当局は、今回の感染の事態が既存の集団感染とは異なる様相を見せていると分析する。単一の感染源が複数人に感染させたというよりは、複数の感染源が密閉された空間に集まりながら絡まり合い、“伝播経路”が作られた可能性が高いというのだ。

嘉泉大吉病院オム・ジュンシク感染内科教授は、「クラブが始まりではなく、若い人がたくさん訪れる地域で(すでに)感染があったのではないかと思う」とし、「集団感染の最大の特徴は、感染者がひとつの“集団”として集まっているということだが、現在のクラブ発の感染者を見ると、集団の境界が曖昧である」と説明した。

中央防疫対策本部クォン・ジュンウク副本部長は前日の会見で、「最悪なのは地域社会にすでに多くの伝播が行われており、(今になって)遅れて発見された状況であること」とし、「感染した人を一日でも早く発見し、追加の感染を防ぐために最善を尽くしている」と述べた。

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