“生活防疫”に入り、新型コロナの脅威が落ち着いていた韓国で、多くの20代の新規感染者が報告された。
感染経路は確認されていないが、最近感染の判定を受けた京畿道・竜仁(ヨンイン)市の20代男性が訪問した梨泰院(イテウォン)のゲイクラブ訪問者らが、5月8日に計13人追加で感染者となった。
【注目】韓国・梨泰院のゲイクラブに新型コロナ感染者が「当時2000人がいた」
防疫当局は「5月2日未明、梨泰院のクラブ“キング”、“トランク”、“クイーン”に訪問した人は、外出を自制してほしい」と伝えた。
先立って中央防疫対策本部は5月8日午前0時現在、一日の新規感染者数が12人と集計されたと明らかにした。しかし韓国政府は異例にも新型コロナ定例ブリーフィングで、0時以降の新規感染者の発生を迅速に発表した。
中央災難安全対策本部キム・カンリプ1総括調整官は、政府世宗(セジョン)庁舎で開かれた定例ブリーフィングで、「昨日竜仁地域で確認された29歳の感染者の接触者を調査する過程で、感染者本人と安養(アンヤン)の知人1人に加え、今日0時以降に追加で現在までに13人の感染者が確認された」とし、「竜仁の感染者と関連して現在までに計15人の感染者が発生した」と説明した。
彼は「13人のうち、29歳の感染者の職場同僚1人と、クラブで接触した12人の感染が確認された」とし、「そのなかには外国人3人と軍人1人なども含まれていた」と付け加えた。
一日で梨泰院のクラブ関連の感染者数が13人も追加されただけに、今後さらに感染者が増加する可能性も高い状況だ。
韓国政府は、5月2日未明に梨泰院のクラブ計3カ所に訪問した人は、少なくとも1510人に達すると推定している。
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