チェ・ジウにキム・スヒョン、パク・ソジュン…“主要キャスト顔負け”の存在感見せた韓流スターたち

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「第92回アカデミー賞」で4冠の快挙を達成した映画『パラサイト 半地下の家族』では、家族4人が全員失業者というキム一家の長男・ギウ(演者チェ・ウシク)の友人ミニョクとして劇中に登場し、数分間の出演であるにも関わらずとても重要な役割を担った。

実際にチェ・ウシクとパク・ソジュンは、プライベートでもとても仲睦まじい間柄であることが知られている。しかし今回のカメオ出演に関しては、『パラサイト 半地下の家族』を手掛けたポン・ジュノ監督が直々にパク・ソジュンを名指ししたという。

パク・ソジュンの演じたミニョクというキャラクターについて、「ミニョクは異なる世界の住人のようで、同時にギウにとってはとても重要な人物」とポン・ジュノ監督。「パク・ソジュンのように存在感のある人物であるべきだった。実際に親友である2人の自然な呼吸も良かった。そのため満足に撮ることができた」と、パク・ソジュンに対する特別感をあらわにした。

チェ・ウシクもまた、メディアとのインタビューを通じて「2人の親交がキャスティングの決定打になったわけではない。監督は、僕たちが親しいことをキャスティング後に知った」とし、「劇中ではギウが気楽に話せる人物がミニョクなので、この部分は物語の核心だった。(パク・ソジュンだったから)実際に気楽に演技ができた」と語っている。

日本の韓流ブームをけん引した“あのトップスター”も

韓国にとどまらず日本で大きな人気を集めたスターも、カメオ出演を通じて視聴者を沸かせた。

ドラマ『冬のソナタ』(KBS)や『天国の階段』(SBS)で大きな人気を集めた女優チェ・ジウは、『愛の不時着』に“本人役”でカメオ出演を果たし、妊娠7カ月にも関わらず変わらぬ美貌と存在感を見せた。

2015年に大ヒットした韓国版『グッド・ワイフ』の主演を務めたカンヌ女優、チョン・ドヨンも特別な存在感を発揮している。昨年末に韓国で公開された映画『白頭山』では、イ・ビョンホン演じるリ・ジュンピョンの妻として突然登場し、観客に衝撃を与えた。一瞬の登場だったにも関わらず、強烈な印象を与えるには十分すぎる活躍であった。

『愛の不時着』にカメオ出演したチェ・ジウ

トップスターによる活発なカメオ出演について、ある芸能関係者はこう語る。

「カメオ出演は義理で行われることも多々あるが、物語に活力を与える強烈なポイントとなる。そのため、役者たちもその要請を喜んで受ける傾向がある。ドラマの場合は物語の前半から作品を印象付けるスターも多く、制作陣もこういったカメオ出演の効果に大きな期待を寄せている」

視聴者の反響だけでなく、出演者にとっても大きな影響をもたらすカメオ出演。最近は役者自身の過去ヒット作を生かしたパロディ的な要素も反響を得ており、ブームはまだまだ続きそうだ。

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