韓国の人気オーディション番組『PRODUCE X 101』の“投票操作”に関連する初公判が行われた。
番組制作陣は投票操作を認めながらも、請託(内々で特別の計らいを頼むこと)の疑惑は否定した。
2月7日午後、ソウル中央地方裁判所の刑事合意21部では『PRODUCE X 101』の投票操作に関する初公判が行われた。
この日、拘束収監中のアン・ジュンヨンPDとキム・ヨンボムCPは囚人服を着て、裁判場に登場した。
アン・ジュンヨンPDは、不正に人気投票の順位を操作したことについては認めたが、「一部のシーズンでは、練習生の降板したいという意思を聞いて下位者の順位を上げた」とし、「個人的な私欲のために不正な請託を受けたことはない」と否認したことがわかった。
また、芸能事務所から受けた接待についても「遊興酒屋(キャバクラなどの風俗店)で酒を飲んだことは認めるし、反省している。しかし請託を受けて酒を飲んだわけではない」と、投票操作をして見返りを受けたわけではないと主張した。
『PRODUCE』シリーズのシーズン1に参加したハン・ドンチョルPDが証人として出席するかが関心を集めたが、最後まで姿を見せることはなかった。
2019年8月に『PRODUCE』の最新シリーズ『PRODUCE X 101』からデビューしたX1は、番組放送終了後に浮上した“投票操作疑惑”によって、約4カ月という活動期間で解散することとなった。
また同じく『PRODUCE』シリーズでデビューした日韓合同ガールズグループIZ*ONEも、活動中断の事態に追い込まれた。それでもIZ*ONEは来る2月17日に活動を再開する。
アン・ジュンヨンPDらは『PRODUCE』のシーズン1~4のなかで、視聴者の有料投票結果を不正に操作し、特定の練習生に利益を与えた容疑を受けている。またアンPDは、芸能事務所関係者たちから数千万ウォン(数百万円)の接待を受けた疑いもかけられている。
第2次公判は3月に、第3次公判は4月に行われる予定だ。
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