ホン・サンス監督の新作長編映画『逃げた女』(原題)が、2月20日開幕の「第70回ベルリン国際映画祭」(以下、ベルリン映画祭)コンペティション部門に出品されたことが分かった。
本作は、ホン・サンス監督にとって24作目の長編映画で、不倫関係を公にしている女優キム・ミニと7番目のタッグを組んだ作品である。
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不倫関係を認めて物議を醸した以降、韓国では公の場に姿を現さない2人だが、ベルリンではどんな姿を披露するが関心が集まっている。
ベルリン国際映画祭のカルロ・シャトリアン芸術監督は、「ホン監督にとっては3度目のコンペティション部門進出。キム・ミニは相変わらず彼のミューズとしてこの映画に出演した」と説明。
「彼の映画は、我々がどうやってコミュニケーションを取るか見せることで、存在すること、生きていくことを語る人間条件に関する映画だ。魅力的で不思議な宝石のような今作は、改めて数知れないいろんな世界が可能であることを暗示している」と映画に対する期待を高めた。
1997年に『豚が井戸に落ちた日』(97年日本公開)で長編デビューしたホン・サンス監督は、2017年に『夜の浜辺でひとり』でコンペティション部門に進出し、主演のキム・ミニが女優主演賞を受賞している。
『逃げた女』は、2月20日から3月1日まで開催されるベルリン映画祭でワールドプレミア上映され、今春に韓国公開される予定。
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