2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きている。
気になるのは、かつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回は韓流ラブコメディの名作中の名作とされる『コーヒープリンス1号店』で人気がブレイクし、トップスターの階段を駆け上がった俳優キム・ジェウクのその後と現在を紹介しよう。
第1次韓流ブームを牽引したのは『冬のソナタ』や『美しき日々』に代表されるメロドラマであり、『宮廷女官チャングムの誓い』や『朱蒙』といった韓国時代劇だった。
そんな中、2006~2007年頃に人気を呼んだのがラブコメディだ。『宮~Love in Palace』『私の名前はキム・サムスン』『美男<イケメン>ですね』などが大ヒットし、特に20~40代の日本女性たちの間で韓流ラブコメがちょっとしたブームになった。
そんな韓流ラブコメの中で人気が高いのが、2007年に放映されたドラマ『コーヒープリンス1号店』だろう。日本では2008年4月にテレビ東京系列で放送され、その後もさまざまなチャンネルで再放送されるほどの人気だった。
この『コーヒープリンス1号店』で主演を演じたコン・ユ、イ・ソンギュン、ユン・ウネとともに、人気を呼んだのがキム・ジェウクだ。
スラリとした出で立ちとで無造作ロングヘア、さらには黒いマニキュアでニヒルに微笑みつつ、どこか気だるそうな雰囲気のカフェ店員を演じた存在感は、韓国はもちろん、日本でも目を引き、一躍人気者になった。
翌年には映画『Antique~西洋骨董洋菓子店』でスクリーンデビュー。以降、映画とドラマの両方で活躍し、順調にキャリアを重ねている。今や主演を張る人気者だ。2019年にはドラマ『彼女の私生活』で女優パク・ミニョンとダブル主演を務めた。
6歳の頃まで日本で育ったため日本語が流暢で、2018年には中山美穂主演の映画『蝶の眠り』でミポリンの相手役も務めたキム・ジェウク。
日韓を股にかけた活躍が期待される人気スターだ。
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