ドラマ『不滅の恋人』などで日本でも人気の俳優ユン・シユンが『スポーツソウル』との独占インタビューに応じた。
1月9日に放送終了したtvNのドラマ『サイコパスダイアリー』(原題)で主演を務めたユン・シユン。
2009年のデビュー作『朝日に向かってハイキック』と翌年に放送されたドラマ『製パン王 キム・タック』で青春スターに浮上した。
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両作品は彼の存在を世間に知らしめたが、その後は新しい作品に挑む度に既存のイメージから脱することができるかどうかに視線が集まってきた。
「演じたキャラクターのイメージを消すことに負担を感じない。代表作と呼ばれる作品が存在するということだけでも光栄であり、感謝するだけ。ただ、『製パン王キム・タック』の時ほどの感動はまだ視聴者に伝えられていないというのは残念だ」
彼が過去に演じてきたキャラクターはユン・シユンに「正しい青年」のイメージも持たせた。 それについてユン・シユン本人はどう思っているのか。
「僕は正しい人ではなく、正しくなりたいと思っている人。僕も僕の姿に苦しみ、嫌悪を感じる時もある。それでも11年間変わっていないのは、正しい人になりたいという心ではないかと思う」
ユン・シユンの活躍ぶりを説明するためにはKBSの『1泊2日』が欠かせない。 チャ・テヒョン、キム・ジュンホ、デフコンなどと、韓国のお茶の間に笑いを届けたが、無期限中断という思いがけない危機にわり、事実上、終了した。
「『1泊2日』のメンバーたちは僕が大変なことがあるとき、いつも最も暖かく接してくれた。人ができる最高の愛は時間を作ることだと思う。一緒に時間を過ごせなくて胸が痛い。 各自が頑張っているので、家族のような気持ちで応援している」
ユン・シユンは最近、チャ・テヒョンの撮影現場にコーヒーを差し入れて応援した。
「直接行ってコーヒーを差し上げたかった。また一緒に仕事をしたい。現実的に簡単ではないということを知っている。でも、いつかまた一緒にできる可能性があるなら、その機会を生かせるように僕は良い俳優として(芸能界に)生き残っていなければならない」
「また機会があったらバラエティ番組に挑戦したい」というユン・シユン。「制作スタッフが僕を訪ねてくれること自体に感謝しているし、また呼んでくれたらいつでもやるつもりだ」
ユン・シユンは、「これからはもっと個人の人生に集中したい」という願いも伝えた。その背景には、芸能生活を一層元気よく続けていこうという気持ちが大きく根ざしている。
「作品の興行的ヒットや視聴率の結果など大衆の判断で、自分の人生を規定づけると憂鬱になることもある。毎作品を通じて得られる収益、視聴率などに集中するよりも、僕が愛する人々とどれだけ良い時間を過ごしたか、どんな趣味に挑戦してどんな達成感を感じたかなどに集中しなければならないと思う。そうしてこそ、試練に耐えられる力になるのではないか」
ユン・シユンはそのために最近は少しずつ変化を作り出している。 現在はボクシング、写真、スキンスキューバなど多様な趣味に集中している。
「何かを絶えずしようと思っている。芸能界での不安定な生活を支える力を鍛えたい」
ユン・シユンが描く自身の10年後はどんな姿だろうか。
「僕が規定できる領域ではないと思う。大衆が僕を見てくれてこそ活動を続けることができるのだから。だからこそ、俳優として自分の道をしっかり歩んでいなければいけないのではないかと思う。 同時に個人的な人生の密度が高まることを願う。 役者としても自分の人生においても幸せな人になり、さらにしっかりやっていきたい」
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