BTS(防弾少年団)が再び新しい歴史を描く準備を終えた。BTSは2月21日、『MAP OF THE SOUL:7』を発売する。
今回のアルバムは、2019年4月に発表した『MAP OF THE SOUL:PERSONA』以来、10カ月ぶりに公開するアルバムであり、「LOVE YOURSELF」シリーズ後に始まったBTSの「MAP OF THE SOUL」シリーズ第2弾ということで、期待が高まっている。
BTSがこれまで作ってきた記録は計り知れない。
すでにBTSは2018年、『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』を通じて米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で1位を達成した。その後、『LOVE YOURSELF 結 'Answer'』と『MAP OF THE SOUL:PERSONA』も1位を記録し、3つのアルバムで頂点に立った。
『MAP OF THE SOUL:PERSONA』と『LOVE YOURSELF 結 'Answer'』は、現在もチャート順位圏を維持しており、冷めない人気を誇っている。
2月に発売される『MAP OF THE SOUL:7』も「ビルボード200」における好成績が予想されるなか、今回は「ホット100」で自らを超え、どんな記録を作るかに関心が集中している。
BTSは『MAP OF THE SOUL:PERSONA』のタイトル曲『Boy With Luv (feat. Halsey)』で、「ホット100」チャート8位を記録したことがある。
他にも『FAKE LOVE』10位、『IDOL』11位、2017年の『MIC Drop(Steve Aoki Remix)』28位、『DNA』67位を記録しており、「ホット100」に全5曲を上げた。
ただ、アルバム販売量が順位に大きな影響を与える「ビルボード200」とは異なり、アメリカ国内における大衆的な人気をダイレクトに反映する「ホット100」では、まだ1位を記録したことがない。
また、『Boy With Luv (feat. Halsey)』は8週、『FAKE LOVE』は7週、『IDOL』は4週でランク外となり、多少の物足りなさも残した。代わりにスティーヴ・アオキやデザイナーとともにした『MIC Drop(Steve Aoki Remix)』は、28位にランクインした後、10週間もチャートに入っていた。
「ホット100」は、すべてのジャンルを網羅して順位を定めるビルボードのメインシングルチャートだ。直近1週間、アメリカ国内でのオンライン音源ダウンロード数、エアプレイというラジオ放送のリスナー数、オンデマンド音源ダウンロード数、YouTube再生回数などを総合して、1位から100位まで順位を付ける。
今現在の音楽の流れを示す指標であり、すべての歌手の最大の目標ともいえるチャートだ。だからこそ今回のカムバックでBTSがどんな順位に入り、またどのくらいの期間、チャートに滞在するかに注目が集まっている。
これまで「ホット100」で最も良い成績を残した韓国歌手は、PSY(サイ)だ。
2009年にWonder Girlsが韓国歌手で初めて「ホット100」に名前を載せると、PSYは2012年9月に『江南スタイル』でビルボード「ホット100」64位に初登場した。その後、7週連続で2位を記録し、ワールドスターとなった。
PSYは『GENTLEMAN』でも12位にランクインし、最高5位まで上がったりした。
これまでBTSが作り上げてきた結果だけでも、言語の壁が存在する非英語圏の音楽としては驚異的だ。そして現在、さらにファン層を獲得した彼らは名実ともに、全世界が注目するグローバルスターに成長した。
何よりもBTSは、「スタジアムツアー」「2019米ビルボード・ミュージック・アワード2冠」など、自分たちの想像を確実に現実のものにしてきた。「ホット100」1位という彼らの目標が今回のカムバックで達成されるのか、注目したい。
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