年末年始も大いに賑わう!新大久保の効果的な歩き方

2019年01月01日 話題 #康熙奉コラム
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JR新大久保駅の改札口は一つしかない。しかし、友人と待ち合わせる際に「改札口で会おうね」と約束する人も多いだろうが、午前11時とか正午とかキリがいい時間になると改札口の前は大混雑になる。そんな人込みの中で待ち合わせをするのは大変だ。そのことを肝に銘じておこう。

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待ち合わせた人が来たら、いよいよ韓流の香りがする街に出かけることになる。改札口の真ん前を通っているのが大久保通り。その道を右に行くとすぐにガードがあり、それをくぐると、いよいよ韓流関係の店が増えてくる。心がウキウキしてつい早足になってしまうが、その前に街の全体像を頭に入れておこう。

新大久保のコリアンタウンを形成する軸は、大久保通りと職安通りだ。この二つの通りは350メートルの間隔で平行に走っており、南側でより新宿に近いのが職安通りだ。ただし、今は大久保通りにいるので、まずはこの通りから見ていくことにする。

大久保通りは歩道が狭いのに大勢の人が通行するので、人とぶつかりそうになって歩きにくい。ここは心を落ちつかせてゆっくり歩くようにしたい。

大久保通りを歩いて実感するのは、「ここまで韓流関係の店が増えたのか」ということ。かつて新大久保のコリアンタウンといえば、大久保通りより職安通りのほうが主流だったのに、今では大久保通りのほうがずっと店が増えたし人通りが多い。やはり、山手線の駅が近くにあるというのが大きい。なにしろ、いろいろ買い物をして荷物が重くなっても駅が近いと助かるものだ。

さて、大久保通りの南側歩道を歩いていると、「ソウル市場」というスーパーマーケットが見えてきた。まさに、新大久保を訪れる人たちの購買意欲をかきたてる店だ。

この「ソウル市場」の先の角を右に曲がると、職安通りに至る通りがあって多くの韓流シヨップがある。俗に「韓流通り」と呼ばれている(一般に認知された名称ではありません)。

この通りは今でも車が通行するので、そのことも頭に入れておこう。あまりにのんびり歩いていると、後ろからクラクションを鳴らされてしまうかもしれない。いくら狭いとはいえ、歩行者専用道路ではないのだ。

通りの長さは350メートルほど。ゆっくり歩いても5分くらい。やがて職安通りに出た。職安通りは大久保通りよりもずっと道幅が広いので、反対側の歩道が随分遠くに感じる。逆に言うと、車道によって職安通りの二つの歩道が分離されている感じだ。そのあたりはちょっと惜しい気がする。

一般的に職安通りというと、JRのガードから明治通りまでの距離をさすのだろう。右に向かうとJRのガードで、左へ行けば明治通りだ。今はその中間地点あたりか。

職安通りを左に行ってみる(方角は東)。JRのガードとは反対の方角だ。3分ほど歩くと「韓国広場」の前に出た。この界隈でも特に有名なスーパーマーケットで、ソウルの店に来たと錯覚するくらいに、韓国の商品であふれかえっている。

ここではキムチ、インスタントラーメン、韓国海苔、焼酎、マッコリなどが豊富にそろっているので、店を出るときは袋を手にたくさん持つことになる。それほど大量に買い込みそうだ。

「韓国広場」からさらに東へ行くと明治通りに至り、その交差点には大江戸線と副都心線の東新宿駅の入口がある。

職安通りに行くならこの東新宿駅も近いのだが、とにかくプラットホームが深くていくつもの階段を下りていかなければならない。この駅を利用するなら、階段が多いことを覚悟しなければならない。

(文=康 熙奉/カン・ヒボン)

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