2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きている。
気になるのはかつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回は韓流時代劇の名作『宮廷女官チャングムの誓い』で印象的な存在感を放った、重鎮女優ヨ・ウンゲのその後について紹介する。
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日本に韓流時代劇ブームを巻き起こした『宮廷女官チャングムの誓い』で、主人公チャングムらが働く水刺間(スラッカン)の最高尚宮を務めたチョン尚宮のことを覚えているだろうか。
チャングムの師匠であるハン尚宮の良き先輩であり、ハン尚宮はもちろん、チャングムを温かく見守るその姿に、理想の上司の姿を見た視聴者たちも多いことだろう。
このチョン尚宮を演じたのがベテラン女優のヨ・ウンゲだ。韓国では『チャングム』放映中、“韓流・元老スター”とも呼ばれて人気だった。
『チャングム』以降は『私の名前はキム・サンスン』(2005年)、『ヨメ全盛時代』(2007年)などにも出演。だが、撮影中に腎臓ガンであることが発覚した。
ガンは肺にも転移して闘病生活を余儀なくされるが、それでも女優業はやめなかった。しかし、2009年5月に帰らぬ人となった。亡くなる直前までドラマ『チャンファ、ホンリョン』に出演するなど、最後まで女優業を貫いた人生だった。
その功績を称え、2011年には韓国放送大賞・功労賞が贈られている。
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