K-POPグループBTS(防弾少年団)が、日本の音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日)の出演を見送った。
11月8日、BTSの所属事務所Big Hitエンターテインメントは、日本オフィシャルファンクラブのウェブサイトに「9日放送の『ミュージックステーション』に出演予定だったが、出演を見送ることとなった。楽しみにしていただいたファンの皆様には残念な結果となり、お詫び申し上げる」と発表している。
テレビ朝日側も、公式サイトにて「以前にメンバーが着用していたTシャツのデザインが波紋を呼んでいると一部で報道があり、所属レコード会社と協議した結果、出演を見送ることになった」と発表した。
一部の日本メディアはこのほど、メンバーのJIMIN(ジミン)が過去に着用したTシャツに原子爆弾のキノコ雲の写真と、愛国心は歴史、解放などの英文字がプリントされていたと指摘。また、光復節(8月15日)にRMがSNSに書き込んだ「歴史を忘れた民族に未来はない。独立闘士の方々に感謝する」との内容も問題視された。
(参考記事: BTSが平壌行きか。韓国文化委員会、来年の平壌公演を推進中)
これに対し、一部では日本における韓流ブームの再熱を受け、その中心にいるBTSを牽制するとの分析も出ている。
ただ、このような騒動にも関わらず、11月7日に日本で発売されたBTSのシングル『FAKE LOVE / Airplane pt.2』はオリコンのデイリーシングルチャートで1位を獲得。11月13日から始まる38万席規模の日本ドームツアーも完売している。
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