「『ハリー・ポッター』シリーズで重要なキャラクターなので驚いた。J・K・ローリングは、想像もしなかった視点でストーリーを展開していくところが面白い。常に善悪をはっきりと区別せず、訳ありのキャラクターを描くので、興味深いと思った」
――世界的な作家、J・K・ローリングとの出会いも気になる
「彼女が持っている全体的なビジョンが分からず、はたして上手くやっているのか心配にもなった。初めて会ったときに、オーディションのテープがとてもよかったと言ってくれて、ありがたかった。その他は自由にさせてくれた。役者たちと議論をしたあと、役者の解釈を尊重してくれた。とても格好よかった。こんな世界観を1人で作り上げたことが信じられないほど、実際にはとても謙虚な方で驚いた」
――有名なハリウッド俳優たちと共演してみて、どうだったか。
「ラッキーだったと思っている。『ファンタビ2』だけでなく、他の作品でも尊敬する俳優たちに出会えた。見るだけでも満足だと思っていた俳優たちと実際に会って、目の前で演技を見ることができた。彼らから学べるチャンスが訪れたことに感謝している。ジョニー・デップの前で撮影したときは緊張した。撮影が終わると彼が拍手しながら応援してくれて、大きな励ましになった」
――『ファンタビ2』はどんな面で興味深い作品なのか。
「『ハリー・ポッター』について、子供向けの映画だと思う人もいるだろう。『ファンタビ2』もやはり、ファンタジージャンルで動物もたくさん出てくるので、大人向けではないと思うかもしれない。だけど、実際はもっとスペクタクルで、人間同士の葛藤や感情もたくさん描かれている。ビジュアル的にも見どころが多く、一度観るだけでは物足りないかもしれない。最初のシリーズが『ハリー・ポッター』以前の時代を舞台にした作品だったとすれば、いよいよ本格的にストーリーが展開していくような映画になったと思う」