今回の記者懇談会では、投票操作の具体例や内容に関する質問も投げかけられた。
しかし、これに対してイ庁長は「現段階では申し上げにくい」「もう少し捜査が必要」とし、慎重な反応を見せた。『PRODUCE』の1、2シーズンや『アイドル学校』といったMnetの過去のオーディションプログラムに浮上した疑惑については、「投票操作が行われたか否かは、プログラムごとにすべて捜査している状況」と伝えた。
一方で、Mnetによる別のオーディションプログラム『スーパースターK』などへの捜査拡大に関しては、「そういったプログラムに関しては捜査を行っていない。『PRODUCE』と『アイドル学校』に対してのみ捜査を進めている」と明かしている。
『PRODUCE X 101』から始まった投票操作疑惑は、結果的にCJ ENM全体の疑惑へと拡大されつつある。CJ ENMの高官がどれほど関与していたのかという点もまた、事の重大さを見極めるカギとなるだろう。捜査結果によっては、『PRODUCE X 101』と『PRODUCE 48』から誕生したX1とIZ*ONEの今後の活動にさらに大きな影響をもたらすこととなる。
いずれもすでに多くのファンを抱え、絶大な人気を誇っているグループであるだけに、世間は今後の行方に大きな関心を寄せている状況だ。