映画『JSA』や『親切なクムジャさん』でイ・ヨンエとコンビを組んだ映画監督のパク・チャヌクは言っている。
「多くのスターは自意識が強く自分のイメージを守ろうとし、ときには“これはできません、この部分は隠してほしい”と保身になるものだが、イ・ヨンエは違う。大衆が考える自分に対する印象を、いい意味で裏切ろうとする。自分に対する先入観やイメージに挑戦する、正真正銘の役者だ」
日本では“韓国の吉永小百合”とも称されているイ・ヨンエ。だが、日本や韓国はもちろん、中華圏でもバツグンの知名度を誇る彼女はもっとスケールの大きい女優になる可能性を秘めているような気がしてならない。
「アジアを代表する大女優」になることも決して夢ではないだろう。