故ソルリを弔うク・ハラ、テヨン、IU…“親友の追悼”は「ソルリ法」制定の導火線になるか

2019年10月18日 話題
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インディアンの言葉で“友人”は、「自分の悲しみを代わりに担ってくれる人」という意味があるという。

この世を去った故ソルリを思うK-POP界の仲間たちがスケジュールを一時停止し、追悼に乗り出した。彼らの短い沈黙がK-POP界を越えて、社会全般に響くかどうかが注目されている。

【写真】故ソルリの“元恋人”に悪質なコメントが殺到…故人との直近の関係は?

故ソルリの悲報に、生前故人と親しかった少女時代テヨンと歌手IUは、カムバック前のスケジュールをすべて停止した。元KARAのク・ハラは、SNSのライブを通じて親友を追悼する時間を作った。

ソルリと同じ所属事務所でもあったテヨンは、10月22日に予定された新アルバムの事前コンテンツリリースを中断した。10月15日に公開される予定だった「テヨンVOL.02 PURPOSE」のコンテンツリリースは、今後のスケジュールを確認してから行われる。

歌手IUの所属事務所であるKakaoMも最近、公式SNSに「IU 5thミニアルバム『ラブポエム』の事前コンテンツ公開を中断し、スケジュールに関しては後日発表する予定なので、皆さんのご了承お願いする」と発表した。

IUが2012年にソルリを思って作った曲『桃』は、現在再び音源チャートの100位圏に上がった状況だ。

(写真=ソルリInstagram)ソルリ(左)とIU

また別のソルリの親友だった元KARAク・ハラは、SNSのライブ放送で「ソルリ、オンニ(お姉さんを意味する韓国語)が日本にいて、行けなくてごめんね。こんなふうにしか挨拶を伝えられなくて、本当にごめんね。そっちの世界で、あなたがやりたいように過ごしてね。オンニがあなたの分まで一生懸命生きる」と追悼のメッセージを送って嗚咽した。

彼女は悲しみのなかでも「ごめんなさい、申し訳ない。皆さん心配しないでください」とファンを安心させようと気遣い、「ソルリ、さようなら。ありがとう。そして愛してる」と最後の挨拶をした。

とあるK-POP関係者は「故ソルリを好きだったにせよ、そうでなかったにせよ、共通して感じることができるのは、ソルリが純粋な人間だったということだ。感情を隠さず表わし、自分の主張がはっきりしていた。人々が生前のソルリを見つめる視線は、さまざまな方向に分かれていただろうが、彼女のその部分については否定する人はいない」と話した。

そして「故ソルリを個人的に知っている人たちは、全員がソルリを好きだった。だからK-POP界には、故人に最後の挨拶を送ろうとする追悼の雰囲気が溢れている」と語った。

生前故人を苦しめ、死の直接的または間接的な影響を及ぼしたと推定される悪質な誹謗中傷コメントと関連して、故ソルリの友人たちの追悼が重要な役割を果たすという見方も出ている。

ある関係者は「ソルリの死はK-POP界の悲劇で終わるのではなく、“悪質な書き込み”という社会的問題に対する注意を思い出させている。悪質な書き込みがどれだけ社会悪なのかを確認することができる悲劇だった。政治的、社会的にも大きなイシューとなった状況」と分析した。

また「芸能人だけでなく、一般人にも悪質コメントの被害を受ける人は少なくない。追悼が雰囲気で終わるのではなく、“ソルリ法”と呼ぶべき関連法が制定されるべきというコンセンサスが社会的に形成されている。故人の親友たちが今作っている追悼の雰囲気が、世論拡散の導火線になる可能性もある」と述べた。

カムバックのスケジュールを中断した少女時代テヨン

最近Wonder Girls出身のHA:TFELT(イェウン)は、悪質コメントを書き込む人々に対して「あなたが賢いと思って書いているコメントがどれだけ哀れな話かを知っていますか?」とし、「ソルリさんは導かなければならない未熟な存在ではなく、れっきとした成人で、自分の感情と考えに忠実でありたいと思っていた率直な人でした。問題は色眼鏡で見て、口にできないような言葉を吐き、嫉妬と執着を見せた“荒らし”たち」などと、厳しい忠告を加えた。

また別の関係者は「海外の芸能界でも有名アーティストがこの世を去ると、生前にその人が追求した価値や哲学、あるいは死の意味やメッセージを仲間とファンが継承したり、公論化させたりする文化がある。故ソルリを追悼する芸能界の仲間たち、あるいは大衆が、彼女の死に意味を付与する動きには意義がある」と伝えた。

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