俳優クォン・サンウが “あの代表作”の話を「やめてほしい」と言う理由【インタビュー後編】

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10月17日に韓国で公開されたクォン・サンウ主演映画『二度しましょうか』。

クォン・サンウは本作で、自身の代表作『マルチュク青春通り』で共演した俳優イ・ジョンヒョクと再び共演。劇中では『マルチュク青春通り』のパロディも披露する。

【インタビュー前編】クォン・サンウ、“バツイチ”演じた感想は?

「予告編にそのパロディシーンが出てくるので、宣伝になった。おかげで興味を持っていただいたようでありがたい。一方で、『マルチュク青春通り』の話はもうやめてほしいというのも正直な気持ちだ。僕には昔の作品なので。願いがあれば、最近作で語られる俳優になりたい。だから休まずに映画に出演している」

その言葉通り、クォン・サンウは休まず演技活動を繰り広げている。

今月に続き、来月にも主演映画『神の一手:鬼手編』が公開予定。

強烈なアクションが好評だった『神の一手』のスピンオフで、『マルチュク青春通り』を超える代表作を作りたいというクォン・サンウが意欲的に取り組んだ作品だ。

「脚本をいただいた時、ありがたかった。結婚してからはアクションジャンルから遠くなった感じがあった。久しぶりに届いたアクション映画のオファーだったので、しっかりとやりこなしたいという思いが大きかった」

また、「作品ごとに努力が必要な部分が違う。『神の一手:鬼手編』では肉体的な努力をした。セリフが少ない中、表現することは多くて難しかったと思う。僕がどう評価されるか気になる」と、アクション演技に対する再評価を期待した。

ラブコメ映画の『二度しましょうか』と、アクション映画の『神の一手:鬼手編』が相次いで公開されるだけに、対比の効果にも期待が集まる。クォン・サンウも「そういう意味で、『二度しましょうか』が橋頭堡の役割をしそうだ。それぞれ異なる作品なので、観客がどう受け入れるか僕も気になる」と話した。

『探偵なふたり:リターンズ』でコミカルな演技にも頭角を現したクォン・サンウは、「僕は芸人ではないので人を笑わせる才能はないけど、状況に合わせて、なるべく心を込めて演じている。撮影現場ではその場で思い浮かんだアドリブをやって空気を読む。そして徐々にトーンを合わせていく」と語る。

『二度しましょうか』では「愉快な気持ちを与える俳優」に、『神の一手:鬼手編』では「男らしい真剣なキャラクターも上手い俳優」と評価されたいというクォン・サンウ。今後の活躍に注目が集まる。(了)

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