9月25日から韓国で公開されている映画『チャンサリ:忘れられた英雄たち』。朝鮮戦争の行方を左右した仁川(インチョン)上陸作戦を成功させるために行われた戦闘のひとつでありながら、歴史に忘れ去られたチャンサリ上陸作戦を描いた作品だ。
チャンサリ上陸作戦は平均17歳の学徒兵たち772人が訓練2週間で戦闘に投入されたことを描いており、人気グループSHINeeのメンバーであるチェ・ミンホが主演のひとりを務めている。
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そのチェ・ミンホ抜擢の背景や彼の演技について、映画のメガホンをとったクァク・キョンテク監督が語った。
クァク監督は当初、ミンホについて少なからず心配していたという。
「あまりにも正しく見えた。目鼻立ちがとても整っていて、目がちょっと大きいことが負担だった。というのも、目が大きい人が感情演技をすると、少しだけでもオーバーのように見えてしまう。それでミンホに“この映画をするときは目だけの演技は控えるように。君が損をする”と話した」
そうした憂慮が杞憂に終わったのか、撮影を終えたとき、クァク監督はミンホという俳優に大変満足したという。
「ミンホは態度もとても良くて、実際にリーダーシップもある。体も惜しまない。さらに、味覚も私と似てるから、私が一人酒しようとするときに食べる肴を彼が先に買ってきてくれた」と笑う。
クァク監督は「ミンホが兵役を終えて除隊して出てきたら、彼にとって良い役割があれば必ずまたシナリオを書きたい。今回の映画でもしミンホが正当に評価されなければ、私が彼を使って最後まで勝負してみたい。そんな思いにさせてくれる俳優だ。無駄な空世辞ではなく、本気だ」と、ミンホを大絶賛した。
チェ・ミンホというアイドルを起用したことに当初は敏感だったというクァク監督だが、今は違う。
「映画ビジネスはもう一方ではスタービジネスでもある。時には監督の力量が世界的に評価を受けたりもするが、基本的にスターが出なければならない。アイドル出身ならどうかなど関係ない。演技さえうまければ、それでいいのだ」
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