韓国でも“あおり運転”が問題視されている中、検察が報復運転(特殊脅迫など)の容疑で起訴された俳優チェ・ミンスに対し、裁判所に控訴状を提出した。
ソウル南部地検は9月11日、「量刑不当を理由に控訴状を裁判所に提出した」と明らかにした。
チェ・ミンスは2018年9月17日、ソウル・汝矣島(ヨイド)のとある道路で自分の進路を妨害したという理由で、前方車両を追い越して急ブレーキを掛け、交通事故を誘発した疑いで在宅起訴された。
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9月4日に開かれた第一審でチェ・ミンスは、懲役6カ月・執行猶予2年の判決を受けた。
同地裁は判決理由について、「被告人が被害車両の運転者を責めるだけで反省していない」とし、「反対側の被害車両の被害が軽微で、被告人が罰金刑以上の処罰を受けた前歴はない」と説明した。
チェ・ミンスは1962年5月1日生まれ。韓国では1995年に主演したドラマ『砂時計』が爆発的人気を呼び、国民的な人気を誇るカリスマ俳優に。
2003年には映画『ソウル』でTOKIOの長瀬智也と共演し、2007年にはドラマ『太王四神記』であのペ・ヨンジュンの敵役を怪演した。
ただ、私生活でトラブルが多いことでも有名。かつては70代の高齢者と口論になり、暴行。事態の収拾をはかるために、国民の前で土下座して謝ったこともあるのだが…。
検察が控訴したことでチェ・ミンスはソウル南部地裁で第二審が進められることになった。チェ・ミンス側はまだ控訴状を提出していない状態だ。
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