オーディション番組『アイドル学校』(Mnet)に出演し、ソロ歌手として活動中のソム・ヘインが“カミングアウト”をして話題になっている。
ソム・ヘインは最近、SNSを通じて「実は私にはとてもとても可愛い彼女がいる。私はバイセクシャルだ」とコメントした。また「私のかわいい彼女。My lovely girl」というコメントに、ある女性と一緒に撮った写真や動画も公開した。
その後、『スポーツソウル』との独占インタビューで、彼女は「バイセクシャルで正しい」と話した。
ソム・ヘインは、「身近な人はみんな知っている。変化はなく、ファンの方はコメントとダイレクトメールを通じて応援してくれる。私はなんともない」と話した。
そして「何かきっかけがあったというよりも、自分が好きな性向を、仕事を理由に隠すことはないと考えた。私は間違っていないと思った。いつかはカミングアウトをしなくてはと考えていたが、今ガールフレンドがいるので隠したくなくて、堂々としていたかった」と、カミングアウトした理由を明らかにした。
しかしソム・ヘイムのカミングアウト後、ネットユーザーや大衆は賛否両論の反応を見せた。
彼女の勇気を応援する声が多数だが、一部からは「TMI(Too much information=“知らなくてもいい情報”という意味)だ」「知りたくなかった」「同性愛、両性愛への理解を強制するな」などと非難も続いた。
するとソム・ヘインは8月13日、SNSを通じて「継続して推測記事やコメント、映像を公開するのであれば法的に処分する。私が堂々とありたくてカミングアウトしたのであって、目立とうとしたのではない。誰がそんな軽い考えでカミングアウトをするのか」と、改めてカミングアウトした理由を伝えた。
自分に向け非難に対しても、「同性愛を理解してくれ、好きになってくれと強要するのではない。ここまで多くの関心を受けるとは思わなかった。ただ他の人と同じように恋愛して、愛することを隠したくなかっただけだ。コメントや映像を刺激的に推測して、事実ではない文章を今後も書くのであれば、私も法的に対応する。やめなさい」と警告した。
ソム・ヘインは淡々とした態度で自分の話をしているが、カミングアウトするまでには数々の悩みがあったはずだ。
それでもただ「他の人とまったく同じになりたかっただけ」という思いに対してまで、非難する理由はない。特に非難を超え、犯罪とさえいえるような内容のコメントや推測が飛び交っていることが問題だ。
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もちろん性向に対する個人差や考えまで、ひとつにまとめることできない。しかしカミングアウトをしたという理由だけで、ソム・ヘインに向けられている非難は、やめるべきだろう。
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