一方で、当該のビルで実際に店舗を運営している事業主らは「D-LITEが遊興酒店の営業について知らなかった可能性は低い」と口を揃えている。「毎晩、接待婦らしき女性たちの集団がビルを往来していた。D-LITEと賃貸契約を結ぶ際には“違法営業を行って摘発されれば責任を負う”という内容の覚書まで書いた」というのが事業主らの主張だ。
さらにはD-LITEと親しい芸能人が問題の遊興酒店をたびたび訪ねたという証言も浮上し、D-LITEの釈明に対する疑問が膨らんでいる状況だ。
事件を担当していた江南警察署は、現在D-LITEに対する捜査を検討している。江南区役所とソウル地方国税庁もまた、脱税の調査に向けて動き出しているという。
しかし、今回の騒動を受けて一部の遊興業店が廃業、証拠隠滅に乗り出しており、追加の取り締まりは難航を示している。ビル内で運営していた地下1階と5~8階の飲食店はすべて閉鎖された状態だ。関係者によると、事業主らは違法遊興酒店らが税務調査を受けているという事実を耳にして、D-LITEから受け取るべき各種保証金も放棄して即座に廃業を決めたという。
警察はD-LITEの“ほう助疑惑”に迫ると共に、当該の遊興酒店に対する追加容疑を立証できるのか。世間は今後の行方に大きな関心を寄せている。