2PMのチャンソンが5週間の新兵訓練を終えて臨んだ修了式に、ひとあし先に除隊したテギョンも参列して話題となっている。新兵訓練の修了式とは、どんなふうに行なわれるのだろうか。
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そもそも、チャンソンは2019年6月11日に入隊した。新兵訓練を受けたのは、第5師団の新兵教育隊である。
この第5師団は、京畿道(キョンギド)の漣川郡(ヨンチョングン)に駐屯していて、別名で「鍵(かぎ)部隊」とも言われている。この場合の「鍵」とは、「南北統一の鍵を握っている」という意味なのだ。それほど重要な師団なのである。
なお、新兵訓練は5週間にわたって行なわれるが、最後の関門が行軍だ。
たとえば、20キログラムのザックを背負って20~30キロメートルを早足で歩くのである。
通常の歩行よりも速い時速4~5キロメートルで歩かなければならない。戦時中に前線へ早く駆けつけることを想定した重要な訓練なので、新兵たちには素早い歩行が義務付けられている。大変プレッシャーのかかる訓練だ。
人によっては、20キログラムという重い装備を背負うと、歩いてすぐ両肩に大変な痛みを伴い、時間の経過とともに水ぶくれができてしまう。これは、とてもつらい。
しかし、仲間に励まされながら、みんなが必死に早足で歩く。この行軍をやり遂げることによって新兵訓練が終わる。
その夜に「お疲れさま」の親睦会が開かれ、新兵たちはジュースで乾杯して、訓練の終わりを喜びあう。
そして、ついに修了式を迎える。
新兵訓練を終えた全員の胸に「二等兵」の階級証が付けられる。さらに、優秀な成績をあげた新兵が表彰される。
こうした修了式には、新兵の家族や友人も参列できる。それでテギョンはチャンソンのために修了式にやってきて、新兵訓練中の労をねぎらったのである。
修了式のときは、家族や友人と過ごす面会時間もある。母親は息子の大好物を持参し、息子も久しぶりの「オフクロの味」を食べまくる。この時間にテギョンは大いにチャンソンとおしゃべりに興じたことだろう。
まさに、友情を実感できる時間なのだ。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
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