ソウル江南(カンナム)警察署は、強制わいせつの容疑が浮上したSINHWAのイ・ミヌの案件を在宅起訴意見で検察に送致した。
イ・ミヌの所属事務所ライブワークスカンパニーの関係者は、「まだ検察側から連絡を受けていない。検察から連絡が来れば、誠実に調査に臨む」と明かしている。
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警察によると、イ・ミヌは去る6月29日午前、江南区新沙(シンサ)洞に位置するある居酒屋で、2人の女性にわいせつな行為を働いたとされている。女性側は事件当日、警察に「イさんが、無理やりキスしてくるなどのわいせつ行為をした」と供述したという。
女性2人はイ・ミヌと親交があった間柄で、うち1人は酒の席を後にした午前6時44分に近隣の交番を訪れ「セクハラを受けた」と申告した。女性は取り調べの過程で“セクハラ”の内容について供述したが、イ・ミヌを召喚して調査を行う前に通報を取り下げた。イ・ミヌもまた、「親近感を表現する過程で、悪ふざけが過ぎた。ほかの意図はなかった」と供述している。
しかし、強制わいせつは親告罪でない。そのため警察は、当該の居酒屋内に設置された防犯カメラ映像を基に、事件を起訴意見として検察に引き渡すこととなった。
韓国では2013に性的暴行犯罪に対する“親告罪”と“反意思不罰罪”の条項が廃止された。そのため、被害者による告訴の取り下げや双方が合意した場合でも処罰が与えられる。告訴そのものがなかったとしても同様だ。
ライブワークスカンパニーはこれに先立つ7月3日、「イ・ミヌさんに関する件で、失望や衝撃を受けたすべての方々に心からお詫び申し上げる」「正確な真偽の把握のため本人に確認した結果、最近知人と共にした酒の席で起きた、小さな誤解から生じたハプニングだった」と釈明。
続いて、申告が取り下げとなった経緯について説明し、謝罪の言葉を伝えている。
「現在は当事者間の対話を通じてこれに対するすべての誤解が解けており、強制わいせつの事実がなかったにも関わらず申告があったとして、申告そのものを取り下げる運びとなった。しかしイ・ミヌは、事実かどうかは別として、こうした事案が発生したことを恥じている。心から申し訳ない気持ちで、深く反省している」
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