7月16日、ソウル瑞草(ソチョ)区に位置するソウル中央地方裁判所刑事合意29部は、集団性的暴行と不法撮影などの疑いで裁判にわたされたチョン・ジュニョン、チェ・ジョンフンら被告5人の初公判を行った。
被告5人は特殊準強姦の容疑を受けている。
準備期日を終えて始まった最初の正式裁判だけにチョン・ジュニョン、チェ・ジョンフンら5人は全員が法廷に出席した。被告人キム氏を除く4人は、黒いスーツ姿で法廷に姿を現した。
やつれた姿のチョン・ジュニョンは警察出頭当時とは違って、短く切った髪が目立った。また、ガールズグループメンバーの兄であるクォン氏も、この日初めての裁判に出席した。
検事は、被告人たちの公訴事実を明らかにした。ほとんどがカカオトークを通じて公開された2016年に起きた出来事だった。
チョン・ジュニョンは自宅、居酒屋、リゾート、ホテルなどで被害者の同意なしに下着姿を撮ったり、スカートをめくって不法撮影したりした写真を共有した疑いを受けている。自分への容疑を改めて聞いたチョン・ジュニョンは、最終的に首をうなだれた。
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チェ・ジョンフンは、ベランダにいた被害者に近づき、口づけなどの強制わいせつをした疑いをかけられている。またクォン氏は強姦しようとしたが未遂に終わった疑いを受けており、キム氏やホ氏などは強制わいせつなどの容疑を受けている。
特にチョン・ジュニョン、チェ・ジョンフン、キム氏、ホ氏が関わったことで知られる集団性的暴行容疑の内容は、さらに衝撃的だった。
2016年、大邱(テグ)のホテルで、チョン・ジュニョンとチェ・ジョンフンが意識を失った被害者を交互に姦淫し、キム氏とホ氏はその様子を眺めていたとされた。しかしチョン・ジュニョン側は、不法撮影の容疑については認めながらも、集団性的暴行容疑については「合意のもとで行われており、被害者が抵抗できない状態ではなかった」と否認した。
集団性的暴行容疑については、チェ・ジョンフンなど関係するすべての被告人が否認した。特にチェ・ジョンフン側は性関係自体がなかったと主張し、チョン・ジュニョンと意見が割れた。続いてチェ・ジョンフンは、ベランダで起きた単独の強制わいせつについても、強制的にした行為ではないと否認した。
判事が被告人らに言いたいことがあるかを尋ねると、キム氏は「被害者の方々に申し訳ない」と話を切り出した。チョン・ジュニョンは「私も同じ立場」と述べた。クォン氏は「社会的に物議を起こして申し訳ない。毎日反省しており、被害者たちに申し訳なく、今後も毎日反省して暮らす」と話した。
またチェ・ジョンフンは、「社会的に物議を醸して申し訳ない。強圧的に強姦したことはなく、計画したこともない」と改めて否定した。ホ氏も「公訴事実のようにしたことがない」と付け加えた。
この日チョン・ジュニョン側は、証拠能力自体に対する反問を提起した。