性的暴行の疑いで拘束された俳優カン・ジファンを申告した被害者たちは、事件が伝えられた初期から事件の申告方法に関して数々の2次的加害と誤解を受けている。
なぜ直接申告せず、SNSを通じて知人に助けを求めたのかということだ。
しかし、後になって携帯電話で直接通報できなかった理由が明らかになった。被害者たちの法律代理人は7月14日、『チャンネルA』とのインタビューを通じて、警察に助けを要請しなかった事情を説明した。
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被害者の法律代理人は「自宅から被害者らの携帯電話が発信できない状況だった。特定通信会社だけが発信できて、他の通信会社はできなかった」とし、112番(日本の110番に相当する)に一番先に電話をかけたが、連結に失敗したと主張した。
また、「所属事務所のファイ・ブラザーズ側の関係者が引き続き電話しているにもかかわらず、なぜ電話が通じなかったのかという問いに対して、被害者たちが電話が通じなかったと話している」と付け加えた。
『チャンネルA』によると、被害女性1人の携帯電話端末にはカン・ジファンの所属会社の関係者をはじめとする知人らに13回通話を試みた発信記録が残っていたという。
結局、被害女性はフリーwifiを利用し、友人に「カン・ジファンの自宅で酒を飲んでいるが、今は閉じ込められている」という内容のメッセージを送ったという。
カン・ジファンは広州市の自宅で撮影を手伝ってくれた外注業社の女性スタッフ2人のうち1人に性的暴行を加え、もう1人にはセクハラをした疑いを受けている。カン・ジファンは当時出動した警察に緊急逮捕され、警察の調べで「酔っ払って覚えていない」と供述した。
しかし、警察は被害者の具体的な供述と当時の状況などをもとに逮捕状を請求した。裁判所は「証拠隠滅などの恐れがある」という理由でカン・ジファンを拘束した。
一方、警察は被害女性から採取した証拠物を国立科学捜査研究院に送り、カン・ジファンのDNA検出の有無を確認する予定だ。
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