兵役逃れで入国禁止措置が下された歌手ユ・スンジュンが、17年ぶりに韓国に足を踏み入れるチャンスを掴んだ。
最高裁3部は7月11日、ユ・スンジュンがLA韓国領事館を相手に起こした「ビザ発給拒否処分取り消しに関する訴訟」の上告審判決を言い渡した。
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最高裁はこの日原審を破棄。当該の案件をソウル高等裁判所に差し戻し、「ビザ発給拒否は違法」と判断した。
このためユ・スンジュンは、当該の訴訟に関する裁判を再び行うこととなった。
1990年にダンス歌手として人気を集めたユ・スンジュンは、軍入隊を控えた2002年、突然アメリカの市民権を得て兵役免除を受けた。入隊の意思を明らかにした後の出来事だったため、ユ・スンジュンの行動には非難が尽きなかった。
結果ユ・スンジュンには入国禁止処分が下され、その後訴訟を起こしたものの1審、2審で敗訴した。今回差し戻しの判決を受けたことによって、ユ・スンジュンが再び韓国に足を踏み入れる可能性が高まっている状況だ。
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