元JYJユチョンへの控訴はなし…“執行猶予の身”となる彼に非難が絶えないワケ

2019年07月09日 話題 #パク・ユチョン
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麻薬使用の容疑で、懲役刑の執行猶予を宣告された歌手兼俳優パク・ユチョンに対して、検察が控訴を断念した。

本日(7月9日)中にパク・ユチョンも控訴しない場合、1審判決が確定する。法曹界はすでにパク・ユチョンの実刑の可能性を低く予想してきたが、世間の反応は相変わらず冷ややかだ。

去る7月2日、水原(スウォン)地方裁判所で開かれた公判で裁判部は、パク・ユチョンに懲役10月、執行猶予2年を言い渡した。裁判所は当時、「麻薬類犯罪は社会的弊害であり、深刻であるため、厳重な処罰が必要である。パク・ユチョンの足の毛から陽性反応が出ており、ヒロポンを長らく使用したと思われる」としながらも、「拘束後に犯罪を認め、2カ月以上拘束された状態で反省する姿勢を見せている」と判示した。

それに対して7月8日、水原地方検察庁強力部は1審の判決を受け入れ、控訴をしないことを決定したと発表した。

芸能人という“準公人”でありながら、元恋人であるファン・ハナと一緒に麻薬を購入して使用したという点でパク・ユチョンの罪は軽くないが、初犯であり、拘束期間に容疑を認めて罪を反省した点が大きく作用したと見られる。また、裁判所が求刑の2分の1以上で宣告した場合、特別な問題がない限り控訴しないという検察の内部基準も、控訴しない決定に影響を与えたというのが検察の説明だ。

先に検察は、パク・ユチョンに対して懲役1年6月、追徴金140万ウォン(約14万円)を求刑するよう裁判所に要請したことがある。

検察がパク・ユチョンの控訴を見送りながら、パク・ユチョンが執行猶予で解放される確率はさらに高くなった。刑事裁判で控訴を提起できる期間は、判決宣告日から1週間以内。つまり7月9日までにパク・ユチョンが控訴をしない場合、1審宣告の刑がそのまま確定する。執行猶予を受けた状況でパク・ユチョンが控訴する可能性は、事実上ないといえるだろう。

パク・ユチョン

パク・ユチョンは今年初め、元恋人ファン・ハナと3回にわたってヒロポン1.5gを購入し、その一部を7回にわたって使用した容疑で起訴された。当初容疑を否認していたパク・ユチョンは、警察の捜査過程で採取された足の毛から薬物陽性反応が出ると、麻薬使用の事実を認めた。

以降パク・ユチョンは、法廷拘束期間に計3枚の反省文を提出し、自分の犯罪事実について認めるなどの反省する姿勢を示した。パク・ユチョンは1審の最終陳述で、自らが直接書いた反省文を読みながら、涙を流したりもした。

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しかし、パク・ユチョンの執行猶予が確定する可能性が高くなるにつれ、彼に対する非難の世論が高まっている状態だ。

警察出頭に先立って緊急記者会見を開き、「絶対に麻薬をしていない」と大々的に容疑を否認した“前科”があるパク・ユチョンは、ただ刑を軽くしたいがために懺悔の姿を見せただけで、心の底から自粛するという姿勢が見えないというのが世論の声といえる。

特に最近、弟パク・ユファンが久しぶりに家に帰ってきた兄パク・ユチョンの近況を伝えたことが、槍玉に上がった。

裁判後、涙を流しながら「奉仕の人生を生きる」と語ったパク・ユチョンが釈放から2日後に、ファンから受け取ったプレゼントを広げながら幸せな日常を送っている写真が公開されたのだ。芸能人としての人生を捨てるという彼の決意とは、あまりに異なる姿だった。

反省の兆しが見えないパク・ユチョンの姿に、非難の声が上がった。すでに数多くの嘘で騒動を巻き起こしていただけに、2人の兄弟の軽率な行動は残念さばかりを残す。

一方、パク・ユチョンの1審判決がほぼ確定しながら、その宣告がファン・ハナの公判にどのような影響を与えるかにも関心が集まる。

検察はパク・ユチョンの控訴を放棄しただけに、ファン・ハナの事件に集中するものと思われる。ファン・ハナはパク・ユチョンとは異なり、再犯であるうえ、今年初めパク・ユチョンと麻薬を使用した容疑については、一部を否認しているからだ。ファン・ハナの3次公判は、7月10日午後2時、水原地方裁判所で開かれる。

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