過去にも何人かの男性芸能人が物議をかもした後に兵役のために軍隊に入隊し、軍服務期間をまるで自粛の時間として巧妙に利用して復帰する事例が少なくなかった。
T.O.Pも韓国での活動が難しいとなれば、中国や海外で個人的な日程やスケジュールを口実に、それとなく復帰の手順を踏んでいく可能性も少なくない。
昨年1月、ヤン・ヒョンソク氏はT.O.Pが出席しなかったBIGBANGのコンサート『ラストダンス(LAST DANCE)』終演後、自身のインスタグラム「#昨日もっとも感動的だったシーン #また会おうBIGBANG #BIGBANGは5人」というハッシュタグでT.O.Pの復帰を暗示する掲示物を載せ、激しい叱咤を受けたりもした。
当時のT.O.Pが1審を言い渡されて半年も過ぎてない時点だったが、ヤン・ヒョンソク氏とYGが麻薬に関連した犯罪に対する態度と観点を、断片的に伺えるものでもあった。
何よりもはっきりと明確に線を引かねばならないことは、軍服務は国民の義務であって免罪符ではないということだろう。
T.O.Pの場合、ソウル地方警察庁広報担当官室で服務中、過去に麻薬類管理に関する法律違反の疑いで起訴され、懲役と執行猶予などの宣告を受け、義務警察身分が剥奪され、残りの期間は社会服務要員として勤めたのであって、犯した罪に対して別途の自粛期間を持ったわけではない。
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もしT.O.Pが自らの麻薬服用の罪について心から反省し、自粛期間を持とうとするなら、その期間は、もしかしたら召集解除となった本日7月7日から始めなければならないのが当然だ。
YGやBIGBANG、そしてT.O.Pは、応援のメッセージを送るファンだけでなく、一連の事態を目の当たりにしたことでもはや目隠しが通じなくなった大衆たちの視線があることを忘れてはならないだろう。