2000年代の韓流ブームを牽引した女優チョン・ジヒョン、ワールドクラスのK-POPスターとなったBTS。
スターたちの“デビュー当初”は、どんな姿だっただろうか。
本紙『スポーツソウル』の創刊34周年を記念して、韓国を代表するトップスターの軌跡を“特別な写真”で振り返ってみよう。
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依然として映画やドラマ界で引っ張りだこ、韓国だけでなくアジア全域で“女神”と称賛される女優チョン・ジヒョン。今や韓国屈指のトップスターだが、デビュー当時の初々しくフレッシュな姿も魅力的だ。
1997年、17歳の年に雑誌モデルとしてデビューしたチョン・ジヒョンは、長い黒髪とあどけなさの残る美しい顔立ちで期待の新星として一躍注目を集めた。1998~1999年当時、女子高生であったチョン・ジヒョンは、『スポーツソウル』のカメラの前でもトレードマークのロングヘアと上品な雰囲気を披露した。
『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』といった出演作品が毎回ヒットを生み、着々とキャリアアップしたチョン・ジヒョン。
結婚後は『10人の泥棒たち』『ベルリンファイル』といった映画作品を通じてより安定した演技力を披露し、多彩なキャラクターを見事に表現して再びトップスターとしての存在感を感じさせた。特に、ドラマ『星から来たあなた』(SBS)は韓国だけにとどまらず中国全土で韓流旋風を巻き起こし、日本でも大きな反響を得た。
現在も次回作に対する期待は大きく、元祖韓流スターとしての存在感を証明し続けている。
昨年からいつにも増して多岐にわたり活躍中のチャン・ドンゴン。昨年は映画『七年の夜』『猖獗(チャングォル)』、ドラマ『SUITS/スーツ~運命の選択~』(KBS2)といった作品たちを通じて変わらぬ存在感をアピールした。
現在放送中のドラマ『アスダル年代記』(原題、tvN)では今年上半期のドラマ界を揺るがすほどの活躍を見せている。チャン・ドンゴンは太古の伝説を描く同作で、部族の族長の息子であるタゴンを演じて強烈で重厚なカリスマ性を披露した。
多少複雑な展開と中途半端なCGで叱咤されることもあった『アスダル年代記』だが、ストーリーを導く中心的な役割を担ったチャン・ドンゴンは、放送ごとに複雑な感情を説得力のある演技で表現してドラマの没入度を高めている。
演技力だけでなく、劇中の装いにも注目が集まった。太古の民族ならではの長髪や毛皮の鎧は、衣装とはいえ誰もが容易に着こなせるものではない。しかし、チャン・ドンゴンはこれらのアイテムを完全に自分のものにして、“元祖顔天才”ならではの並みならぬオーラを発散した。
デビュー3年目の1995年にも、ワインレッドのレザージャケットやサスペンダーという難易度の高いアイテムをさらりと着こなして、特別なファッションセンスを披露している。