結局のところ来年下半期以降、SUGAはBTSの海外公演に参加することができなくなるのだ。
あるK-POP関係者は「出国許可の不確実性のために、公演や録音などの海外活動の契約にも障害物として作用する」と話す。入隊前の最後の1~2年間にまったく海外活動を行えない状況になりうるのは、BTSやMONSTA X、NCT127だけではない。
同関係者は「他のK-POPグループも同様の事例が発生することになるだろう。入隊前の海外活動まで制約する現兵役制度の影響」とし、「法を遵守するという意味では面倒な作業にも耐えなければならない。問題はK-POPが発展していく状況で、入隊前の海外活動まで制約する兵役制度は、多少過剰な側面があるという点だ」と主張した。
大衆文化産業を担う文化体育観光部は最近、兵務庁にその訓令を改正するよう要請した。海外公演などの大衆文化芸術活動を、国外旅行許可事由として認めてくれという要請だ。
文化体育観光部が兵務庁に提示した代案の対象は、「国威宣揚に寄与した者で文体部長官が推薦した人」と限定した。過去、兵務庁訓令で芸術・体育要員は文体部長官が推薦する期間まで国外旅行ができるように規定したので、韓流に貢献する一部の芸能人にも同様の規定を適用しようするものだ。
しかし兵務庁側は、文化体育観光部の要請に特別な反応を見せていないとされている。訓令を変えてから1年余りしか経っておらず、再改正する負担を感じるではないかという指摘も出ている。