2PMのジュノは兵役判定検査で4級の判定を受けて補充役となった。補充役になった人は原則的に社会服務要員となって兵役を履行していく。しかし、社会服務要員になっても4週間の新兵訓練を受ける必要がある。
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現役兵の場合は新兵訓練が5週間である。この5週間の間に射撃などを含めた軍事的な技術を鍛練していく。
一方、社会服務要員の場合も新兵訓練を受ける。なぜなら、補充役の人は戦時になれば戦場に出ていく可能性があるからだ。
それゆえ、基礎的な軍事訓練を受ける必要がある。
ただし、現役兵の新兵訓練が5週間であるのに対し、社会服務要員の新兵訓練は4週間となっている。現役兵より1週間短いのだ。
その訓練が終了すると、公的機関に配属される。
芸能人の場合は、ソウル市内の区役所か福祉施設に所属することが多い。
いずれにしても、社会服務要員は自宅から配属先まで毎日通う。
顔と名前が知られているスターが電車で通勤するというわけにもいかないだろうが、自宅から通えるというのは精神的にも大いに助かる。
原則的に勤務は午前9時から午後6時まで。昼食時間の1時間を除いて1日8時間勤務となっている。
残業はほとんどないので午後6時過ぎには退勤できる。
1週間の勤務は合計40時間が基本で、土曜日と日曜日は休日となる。休暇も兵役期間中に31日間もらえる。
このように社会服務要員としての生活が続いていく。
何よりも、芸能界にいるときはとても忙しく活動している人も、残業がなくて週休2日制で長い休暇があるとなると、かなり自由時間が増える。
ただし、兵役中であることに変わりがないので、夜の自由時間や土日の休日においても一般の人のように羽目を外すというわけにはいかない。
社会服務要員の場合は「あくまでも自分は兵役中である」ことを自覚して、何ら問題行動を起こさないようにする必要がある。
しかし、夜に友人たちと食事に行ったりすることは可能だ。
なお、社会服務要員の服務期間は従来は24カ月だった。陸軍の現役兵になった場合より3カ月長かったのだ。
ただし、2018年10月から兵役期間の短縮が実施されており、社会服務要員の服務期間も今後は21カ月になる。完全に実施されるのは2020年6月15日以降に兵役に入る人たちからだが、それまでは兵役に入った日に応じて短縮を受けられるようになっている。
いずれにしても、兵役期間が短くなっているのは、芸能界への復帰をめざす人にとっては朗報だ。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
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