WINNERは「混乱した状況はあったけれど、アルバム制作に取り掛かるときは作業室でひたすら作業に没頭した。だから、それほど支障は感じなかった。ファンの皆さんに早く歌を聴かせたいという気持ちがそうさせたようだ」と当時を振り返っている。
さらに、「会社から特に指令が下されたこともなかった」と付け加え、「ヤン・ヒョンソク代表が“君たちは君たちのやるべきことを一生懸命やって、ファンのために準備をしなさい”とおっしゃってくれたので、僕たちもそれだけ没頭できたのかもしれない」とヤン・ヒョンソク代表の気遣いに対しても言及した。
新たなアルバムに関しても高く評価されたという。
「ヤン・ヒョンソク代表の反応が良かった。収録曲のジャンルがそれぞれ異なっていて良いとおっしゃってくれた。ランキング発表の朝も、グループトークで“努力は報われる”と励ましてくれた」
今年でデビュー6年目となるWINNERは、数々の紆余曲折を経験しながら屈強な団結力を手にした。今回リリースしたアルバム『WE』は、確かなチームワークを形にしたものだという。
「副題には、“WE OR NEVER”というフレーズを用いた。僕たちが歩んできた道を振り返ると、4人のメンバーが一丸となって、まるで家族のように過ごした。それぞれが自分のパートや役割を持っていて、お互いが支えあったからここまで来ることができた。そして何よりも、そばで見守ってくれたファンの皆さんのおかげだ。心から感謝する」
空白期間が目立っていた過去が嘘のように、1年に2度以上のカムバックを果たして積極的に活躍しているWINNER。リーダーのカン・スンユンは、「僕たちは、毎回異なる姿をお見せしたいと思っている。今回の収録曲も、実際に聴いてみるとそれぞれテイストが違う」と切り出し、グループが持つこだわりについて説明した。
「いつも、“アルバムをリリースするたびに成長した姿を披露しなければ”と思っていて、プレッシャーを感じることもある。ファンの皆さんにたくさんの歌を聴かせたいという気持ちから、カムバックも活発にしたかった。そんな気持ちが早くのカムバックを実現したようだ。毎回活動しながら作業も進めている」
WINNERの人気は、韓国だけにとどまらない。
去る1月には初開催となる7都市7公演の北米ツアーを通じて、世界のファンとステージを共にした。彼らはグローバルなステージに立った感想について、こう話している。
「デビュー初のプロジェクトを行った場が、ニューヨークだった。当時は練習生という身分だったので、僕たちのことを知っている人は街にいなかった。僕たちは、ここで公演できるのだろうかと思っていた。
だけど、今回のグランドツアーファイナルでニューヨークに対する気持ちが変わった。出世して故郷に帰ってきたかのような気持ちになれたし、現地のファンの方々に会いにいけたということが感動的だった。幼い子供たちから白髪のおじいちゃん、おばあちゃんまで。本当にたくさんの人たちが来てくれた。単にK-POPに対する好奇心で来られた方も、僕たちの歌を一緒に歌ってくれた。多くのことを学び、感じることができた北米ツアーだった」
さらに、海外で爆発的な人気を誇る、同事務所所属のBLACKPINKについても言及した。