K-POPグループSUPER JUNIOR(以下、SJ)のメンバーたちが、兵役の義務を終えるのにかかった時間は、なんと10年だ。
“山河も変わる”と言われる10年間、SJは11人組または9人組の“完全体”として活動を行うことはできなかった。
しかし、この期間中にSJのメンバーたちは「時には個別で、時には一緒に」活動を行い、相変わらず“現在進行形”グループであることを証明して見せた。
このような活動戦略があったからこそ、兵役による空白期間を最小限に抑えられたという分析もある。
2005年にデビューしたSJは、現代K-POPアイドルの教科書のようなグループだ。SJの以降にデビューしたアイドルグループが、SJの活動戦略を真似していると言っても過言ではない。
まず4~6人組グループが一般的だった時代、SJは12人組(現在は11人組)という破格の人数で登場しその後のアイドルグループの新しいトレンドを示した。
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K-POPアイドルグループの中で初めて中国人メンバー(=ハンギョン。2009年に脱退)が所属していたし、ユニット活動を行ったのもSJが初めてだった。
メンバーのソロ活動とグループ活動をシステマチックに並行する戦略を初めて駆使し、昨年はアイドルとして初めてテレビ通販番組にも出演している。
K-POPグループとして韓流を牽引していく中、事件・事故が起きると正面突破を図って「リスクマネジメント」のお手本になっている。
10年に渡って兵役の義務を完全に終えたSJ。11人のメンバーの中に現役で兵役を務めたのは8人、社会服務要員は3人だ。