韓国の有名オーディション番組『プロデュース』(Mnet)の新シリーズ、『プロデュースX 101』に出演中の練習生ユン・ソビンが降板となった。
韓国では最近、オンラインコミュニティやSNSを筆頭に、JYPエンターテインメント所属の練習生ユン・ソビンの過去を暴露する内容の書き込みが掲載された。
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当該の書き込みを行ったネットユーザーは「ユン・ソビンは改名後の名前であり、学生時代は校内暴力に明け暮れ、地元で彼を知らない者がいないほど有名な問題児だった」と主張した。それだけでなく、ユン・ソビンが学生服姿で喫煙や飲酒を行う写真も公開され、物議を醸すこととなった。
これに対して多くの番組ファンからは「ユン・ソビンが“国民プロデューサーの、国民プロデューサーによる、国民プロデューサーのためのグローバルアイドル育成プロジェクト”に反する出演者であることは間違いない」と批判の声が相次いだ。
さらに、韓国のポータルサイトdcinside(ディーシーインサイド)に設置された“『プロデュースX 101』ギャラリー”には、ユン・ソビンの降板を要求する声明文も掲載された。
「成長過程でもある青少年時代の“若気の至り”ともいえる事案だが、もし被害者が存在するのであれば、(被害者にとって)一生洗い流すことのできないトラウマとして残っているだろう。
そのような理由で『プロデュースX 101』ギャラリー一同は、番組制作陣に対してユン・ソビンの降板を強く要求します」
今回の騒動を受けてJYPエンターテインメントは、“ユン・ソビンの練習生契約解除”という強気の対応に出た。普段から所属タレントの“人柄”を重視することに定評のあるJYPエンターテインメントであるだけに、この決断は誰もが予測したことだろう。
同プロダクションは5月8日、報道資料を通じて以下のように明かしている。
「JYPエンターテインメントの方針にそぐわないという判断から、現在Mnetの『プロデュースX 101』に出演中のユン・ソビンに対して練習生契約の解約を決定しました。また、これによって当該の番組からも降板することをお知らせします」
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