韓流ドラマの歴史の生き証人といっても過言ではない、女優ソン・ヘギョ。
2000年の『秋の童話』をはじめ、『オールイン 運命の愛』『フルハウス』『太陽の末裔』『ボーイフレンド』に至るまで、数多くの韓流ドラマでヒロインを務め、“韓流スター”という枕詞をつけられている。
日本で人気を呼んだ韓流ドラマの変遷は?【日本の中の韓流、15年目の現在地】
『スポーツソウル』は韓流の過去、現在、未来を担っている彼女の魅力に迫るべく、書面インタビューを実施した。
「ドラマの撮影でなかなか会えなかった人々に会ったり、旅行をしながら次回作を検討中」と近況を伝えたソン・ヘギョは、インスタグラムでもわかるように、のんびりした日常を過ごすなかでも海外でのイベントに出席するなど、“韓流スター”としての役割もしっかり果たしている。
“韓流スター”と呼ばれることをどう思っているか聞くと、彼女は「私は韓国に対する新しいイメージ、文化を伝える役割をしているのだと思う。その分、重荷でもあるし、誇らしくもある」と答えた。
先月には、大韓民国臨時政府樹立100周年を迎えて、中国浙江省・杭州市に位置する臨時政府記念館に案内書1万部を寄贈した。また、ニューヨーク現代美術館とトロント博物館など、世界的に有名な美術館や博物館などに韓国語サービスを誘致することにも力を注いでいる。
韓国を代表する顔として、言動や考えに深みを増していく模様だ。
韓流を通じて関心が高まった分野については「言語と歴史」と述べた。
「言語に対する関心が高まった。海外のファンとコミュニケーションを行う際に最も必要なのが言葉だと思い、今も頑張って学んでいる。歴史も同じだ。海外活動をしながら韓国の俳優としての責任感も多く感じるようになった。韓国の歴史、文化を伝えるためにさまざまな努力をしている」
作品の中や外で努力を重ねているからか、ファンの反応に感動する瞬間も多かったという。
ソン・ヘギョは「さまざまな国籍の人々が私と私の出演作を愛してくださることだけでも光栄で、感謝を感じている。それが私の原動力だ」と語った。
また、「海外のファンたちが“ソン・ヘギョのファン”という名前で一緒にボランティアや寄付活動を行っていると知ってびっくりしたことがある。とてもありがたいし、胸がいっぱいな思いだ」とも述べた。
韓流ファンを通じてより成長し、深みのある俳優となった彼女に、韓流のこれからを聞くとこのように答える。
「お互いに対する文化的理解を基に、さまざまな新しい接点を作っていくことが重要そうだ。現地の制作会社やアーティストとのコラボなど、活発な交流を通じて韓流を拡大させていくこともできると思う」
自分を見守る国内外のファンには「いつも自分が愛されていることに感謝している。良い作品と演技で恩返しするよう、ベストを尽くす」と約束した。
韓流ドラマの中で美しく、繊細な演技で視聴者を魅了するソン・ヘギョ。韓流スターとしての重荷を快く背負おうとする、彼女の今後の活躍に期待が集まる。
前へ
次へ