TWICE所属のJYPエンターテインメントが株式王者に君臨。“各種スキャンダル”に一切の関与がない模範事例

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JYPエンターテインメントのパク・ジニョン代表が、芸能関係者の中で“株式セレブ”1位となった。

JYPエンターテインメントは、連日世間を騒がせている“V.Iスキャンダル”に巻き込まれなかった模範事例として挙げられ、その上TWICEやITZYといった自社所属のガールズグループの宣伝活動が功を奏した。これらの要因が今回のような結果をもたらしたという分析だ。

(関連記事:K-POP業界が「4強体制」へ。YGは競争から脱落か

4月21日、韓国の財閥情報サイト『財閥ドットコム』によると、パク・ジニョン代表が保有していたJYPエンターテインメントの株式17.8%は、4月18日の終値基準で1922億ウォン(約192億2000万円)だった。昨年末に3万250ウォン(約3025円)だった株価が4月18日の時点で3万550ウォン(約3055円)と若干の上昇を見せたため、株式評価額もそれに伴って1903億ウォン(約190億3000万円)から19億ウォン(約1900万円、1%)増加した。

(写真提供=JYPエンターテインメント)TWICE

「JYPエンターテインメントは、韓国芸能界を巻き込んだ“V.Iスキャンダル”の影響が相対的に少なかった」というのが今回の結果に対する分析だ。

KTB投資証券のナム・ヒョジ研究員は、「TWICEの日本ツアーが成功裏に進められたほか、新人グループによる新曲が音源サイトの上位を獲得するなど、実績改善への期待が株価上昇に導いた」と評価している。

JYPエンターテインメントがこのような功績を収めた一方で、同事務所と共に韓国の「3大事務所」として知られたSMエンターテインメントとYGエンターテインメントの株価は、今年に入って20%以上も下降した。

昨年末基準で“芸能関係者株式セレブ”1位であったSMエンターテインメントのイ・スマン代表は、保有株式が2306億ウォン(約230億6000万円)から21.22%減少し、1818億ウォン(約181億8000万円)となった。これにより、SMエンターテインメントは2位に収まった。

YGエンターテインメントは3位と上位圏をキープしているが、事務所代表の保有する株式は昨年末と比較して20.3%下降する1263億ウォン(約126億3000万円)であった。YGエンターテインメントは国税庁による税務調査をはじめとした悪材料が重なり、“V.Iスキャンダル”以降は下降幅が23.15%に達した。BIGBANGの元メンバーV.Iから始まった韓国芸能界全体を巻き込むスキャンダルが大きな影響を与えたと見られる。

所属タレントの動向が株式に大きな影響を与える韓国芸能界。少しずつ書き換えられてゆく勢力図に、今後も注目したい。

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