パク・ボゴムはドラマ『雲が描いた月明り』で絶大な人気を得て、その後はソン・ヘギョと共演した『ボーイフレンド』で主人公の青年を魅惑的に演じた。
その『ボーイフレンド』の撮影を終えたあとのパク・ボゴムは、歌手活動を含めてとてもエネルギッシュに活動している。
2月3日にさいたまスーパーアリーナで開催されたファンミーティングでもすばらしいパフォーマンスを見せて、多彩な才能を示した。さらに、シングル『Bloomin’』で日本でも3月に颯爽と歌手デビューを果たしている。
俳優パク・ボゴムが語る今年の意気込みは?「BTSのVにラブコールを送ろうかな」【インタビュー①】
次々と新しいスタイルが開花していて、どこまで魅力が満開になるのかがとても興味深いところなのだが、今度は『徐福』(仮題)の出演が決まり、注目を集めている。
この映画は不思議な作品だ。なにしろ、クローン人間というのが大きなテーマになっている。
パク・ボゴムが演じるのは、末永い生命力を持った人類初となるクローン人間の徐福である。
複製として作られたこのクローン人間をめぐっては、さまざまな人間が欲望をむきだしにしていく。その果てに起きる数々の事件……その中心には常にパク・ボゴムが演じる徐福がいるのだ。
まさに、パク・ボゴムの演技が映画の鍵を握っている、といえる。
さらなる話題は、パク・ボゴムがコン・ユと共演することだ。
コン・ユは、国家機関の代理人としてパク・ボゴム扮する徐福を取り込もうとする。それだけ、2人のからみが多くなる。
そういう意味でも、当代随一の人気俳優の共演は本当に興味深い。
パク・ボゴムにすれば、「哲学俳優」といっても過言ではないコン・ユとの共演を通して、さまざまな影響を受けるに違いない。
それはパク・ボゴムのキャリアに大きなプラスとなる。そうなると、ますますマルチな才能が花開くことだろう。
前へ
次へ