【韓流タイムズ】はじまりはBTSか。各種データが物語る“韓流”世界席巻の真実とは?

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特に、ゲームの輸出に関する通信、コンピューター、情報サービス部門の収支は21億1000万ドル(約2300億円)で、前年の11億3000万ドル(約1300億円)と比較して2倍近く上昇している。

K-POP音源、映画、テレビ番組の版権、コンサートの収入といった音響映像及び関連サービスの収支は昨年3億2000万ドル(約360億円)の黒字で、前年の2億8000万ドル(約310億円)に比べて少し上昇した。

一時期は日本で“嫌韓流”、中国で“限韓令”(韓流制限令)が普及され、主な市場である2つの国から見放される危機に陥ったこともあった。

そんな差し迫った状況から一転、韓流が世界的に支持され“歴代最高の黒字”を記録するに至った背景には、K-POPアーティスト史上初めて米ビルボードの2冠を達成したボーイズグループ、BTS(防弾少年団)の姿があった。

過去にも歌手BoAの日本デビューや、ガールズグループWonder Girlsのアメリカ進出といった、K-POPアーティストが世界的な活動に乗り出す事例は少なからずあった。しかし、BTSが他のアーティストらと圧倒的に異なるのは、日本語や英語の楽曲をリリースするまでもなく、ユーチューブなどを通じて韓国でリリースした原曲が世界中から支持を得たという点だ。

BTSは現在も、アジアはもちろん北米、ヨーロッパといった世界各国のファンを魅了し続けている。ワールドツアー「LOVE YOURSELF」をはじめとしたコンサートが絶大な反響を呼んだだけでなく、昨年9月には国連本部信託統治理事会で行われた国連児童基金(ユニセフ)の青年アジェンダ「ジェネレーションアンリミテッド」(Generation unlimited)行事に参加し、世界中のファンに感動を与えた。

その後BTSは韓流を世界に広めて民間外交官としての役割を全うしたとされ、韓国最年少の文化勲章受章者となった。

さらに最近は、BTSが来る4月8日に光州(クァンジュ)ワールドカップ競技場で開催される「2019光州FINA世界水泳選手権大会成功祈願-SBSスーパーコンサート-」に出演することが決まり、韓国では当該公演のチケットが1次販売開始から1分24秒で完売。BTSの熱い人気が改めて証明されることとなった。

歌手活動だけでなく、雑誌や週刊誌といった紙媒体でもその活躍が目立つBTS。

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