2019年の韓国映画はコメディが熱い! 注目の話題作を徹底分析

2019年02月20日 映画 #韓国映画
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韓国映画界にとって、2019年はまさに“コメディの年”と言えるかもしれない。

韓国は現在、公開中の映画『極限職業』(原題、イ・ビョンホン監督)の人気が破竹の勢いだ。観客動員数は歴代のコメディ映画史上トップを記録しただけでなく、昨年爆発的なブームを巻き起こした映画『神と共に-罪と罰-』を抑えて歴代韓国映画2位にまで上り詰めた。

韓国映画振興委員会の統合システムによると、2月17日までの累積観客動員数は1453万6379人を記録しており、1500万人を達成するのも時間の問題だ。

「『極限職業』の爆発的なブームは予想外の出来事だ」という映画関係者たちは、興行の要因について「作品そのものの話題性に加えて、コメディというジャンルが功を奏した。観客たちは、シリアスな内容や重厚な雰囲気で作られたここ最近の映画に疲労感を覚えていたからだ」と分析している。

(写真提供=CJエンターテインメント)『極限職業』

また、『極限職業』に先だって去る1月に公開された映画『僕の中のあいつ』(原題)も大きな反響を呼んでおり、最近の観客がコメディジャンルに対して好意的な感情を持っていることは明らかだ。

『僕の中のあいつ』は、ベテラン俳優パク・ソンウンとK-POPグループB1A4出身のジニョンが主演を務めるコメディ映画。

“突然の事故によってお互いの身体が入れ替わってしまった男子高校生と中年男性”という目新しさのない設定に加えて、先の展開が想像できるようなストーリーで物語が進んでゆく。そんなありふれた内容にも関わらず、観客からは絶賛の声が上がったのだ。

『僕の中のあいつ』ポスター

その後も口コミによって人気がどんどん拡散し、最終的に観客動員数150万人を突破した『僕の中のあいつ』は、韓国で今年度初の黒字映画(興行収入が製作費を上回る映画)となった。まさに2019年コメディ映画ブームの発端となった作品といえるだろう。

韓国では今後も話題のコメディが続々と公開を控えており、間もなく本格的なブームがスタートする予定だ。

なかでも、2月末に公開を控えた『気が付けば、結婚』(原題)は、早くもヒット作となることが予想されている。

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