映画『パラサイト 半地下の家族』を手がけたポン・ジュノ監督が、近況を伝えた。
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2月6日に配信されたポットキャスト『The Director’s Cut』にゲスト出演したポン監督は、近況を聞かれると「主にカフェでシナリオを書いている。韓国でカフェが閉店していた3、4週間は大変だったが、再びオープンしたので大丈夫だ」と述べている。
また、映画関係者らの興味を引くような情報も公開。「シナリオ2本を書くという特別な状況なので、左脳と右脳がバラバラになった感じだ。しかし、1本は先週完成した」と言い、注目を集めた。
2020年2月に開催された「第92回アカデミー賞」で最高賞にあたる作品賞をはじめ、脚本賞、監督賞、国際長編映画賞の4冠に輝いた彼は、その後の日常についても語っている。
「僕が韓国に戻ったら話を聞きたがる記者やイベントが多いはずで、そういう仕事で1年を費やしそうだった。だからメディア関係者には申し訳ないが、静かに過ごした。1人でいる時間がとても多かったし、シナリオを書いたりしていた」
現在、2つのプロジェクトを同時進行中と明かしたポン監督は、「最も癒しになったのは仕事で自分の居場所を取り戻したこと。現在準備中の2つのプロジェクトは『パラサイト』の前から考えていた作品で、それらを準備し続けていることが精神的な安定をもたらしてくれた」と語り、次回作に対するファンの期待を膨らませた。
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