「第41回青龍映画賞」最優秀作品賞は『南山の部長たち』、男女主演賞はユ・アイン&ラ・ミラン

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2月9日に開催された「第41回青龍映画賞」の最優秀作品賞にイ・ビョンホン主演映画『南山の部長たち』(邦題は『KCIA 南山の部長たち』)が選ばれた。監督賞は映画『ユンヒへ』のイム・デヒョン監督が受賞。主演女優賞はラ・ミラン、主演男優賞はユ・アインが受賞した。

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『南山の部長たち』の演出を担当したウ・ミンホ監督は、受賞後のスピーチで「実は監督賞を予想していたが最優秀作品賞をいただいた。『インサイダーズ』で賞をいただいたことがあるが、イ・ビョンホン先輩と仕事をすれば賞をもらうようだ。次も賞が欲しくなったらイ・ビョンホン先輩と一緒にやる」とユーモアを交えて述べた。

映画『南山の部長たち』キービジュアル

主演男優賞に輝いたユ・アインは、「『音もなく』(原題)は低予算で独特、珍しい映画だという評価が多かった。僕は俳優としてどんな作品に参加すべきかと考えをめぐらせる。ホン・ウィジョン監督からの提案は、初めて俳優を夢見た時を思い出させてくれた。僕は俳優として生きていく」と感想を語っている。

『正直な候補』(原題)で主演女優賞に輝いたラ・ミランは、「コメディ映画なのでノミネートされただけでも光栄なのに、賞までくださるなんて」と場内の笑いを誘ったあと、「昨年は厳しい時期だったのでその中で小さな笑いでも届けたことに対し、大きな意味を与えてくださったのだと思う。青龍映画賞でコメディ映画が受賞するなんて感激。続編の撮影に取り掛かろうとしているので、来年もみなさんを爆笑させる。また主演賞を取りに来ますね」と、愉快なスピーチをした。

(左から)ラ・ミラン、ユ・アイン

監督賞に輝いた『ユンヒへ』のイム・デヒョン監督は、「キム・ヒエ先輩じゃなかったらこの映画は始まっていない。映画の大切な道しるべになってくれたキム・ソへにも感謝する。この映画はクィア映画だ。LGBTコンテンツが当たり前の時代である。今後も良い映画を作るように頑張りたい」と意気込みを語った。

助演男優賞を受賞したのは、映画『ただ悪から救いたまえ』(原題)のパク・ジョンミン。彼は受賞スピーチで親友だった故パク・ジソンを哀悼しながら「この映画の撮影時にいつも大丈夫かと気にかけてくれた人がこの世を去った。僕はまだあの人をちゃんと行かせられずにいる。大丈夫かと聞いてあげられなかったことを謝り、空から見守っているあの姉さんに胸を張れるようにこれからも頑張って、最善を尽くしながら演技をする」と述べた。

パク・ジョンミン

「第41回青龍映画賞」の受賞結果は以下の通り。(作品名はすべて原題)

最優秀作品賞=『南山の部長たち』
主演女優賞=ラ・ミラン(『正直な候補』)
主演男優賞=ユ・アイン(『音もなく』)
監督賞=イム・デヒョン(『ユンヒへ』)
新人監督賞=ホン・ウィジョン(『声もなく』)
助演女優賞=イ・ソム(『サムジングループ英語TOEICクラス』)
助演男優賞=パク・ジョンミン(『ただ悪から救いたまえ』)
新人女優賞=カン・マルグム(『チャンシルさんには福が多いね』)
新人男優賞=ユ・テオ(『Vertigo』)
最多観客賞=『白頭山』
技術賞=チン・ジョンヒョン(『白頭山』/視覚効果)
撮影照明賞=ホン・ギョンピョ(『ただ悪から救いたまえ』)
編集賞=ハン·ミヨン(『藁にもすがる獣たち』)
音楽賞=DALPALAN(『サムジングループ英語TOEICクラス』)
美術賞=ペ・ジョンユン(『サムジングループ英語TOEICクラス』)
脚本賞=イム・デヒョン(『ユンヒへ』)
人気スター賞=チョン・ユミ/ユ・アイン
短編映画賞=イ・ナヨン/チョ・ミンジェ(『糸』)

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